アイスランドは最近ずいぶん観光をアピールしているみたいだけど、主な観光資源は自然で、火山とかすごい形の岩とか山とか滝とかそんなものが多い。ただ今回は比較的小さな子供を連れているということもあり、あまり無茶な旅行はできない。レイキャビク市内に宿泊し、市内もけっこういろいろ巡ってみた。
ひとつ前の投稿でも書いたけど、アイスランド全体の人口30万人のうち、約20万人がレイキャビク都市圏に住んでいるらしい。といっても人口20万人の街ということで、そこまで巨大な都市という感じでもない。中心となるダウンタウンみたいな場所はそこまで広くなく、そこを中心に住宅地が広がっている感じ。ダウンタウンも、観光客向けのところと現地住人向けのところがけっこう入り混じっている感じでなかなかよかった。
市内の移動は近所なら徒歩、あとはバス。アイスランドには鉄道はない(遊園地とかにはあるかもしれないけど、公共交通機関としては)が、レイキャビク市内にはバスが走っている。バスは専用のモバイルアプリでチケットを購入してアプリ内のQRコードをスキャンするか、現金のみらしい。アプリの評判は非常に悪いが自分はとくにトラブルには見舞われなかった。また、HOPPという乗り捨て型の電動キックボードがかなり流行っていてみんな使っていたが、これも小さな子がいるので未使用。タクシーもけっこうあるかな。車は……まあわりと通ってたりしたが、レイキャビク市内はなかなか歴史を感じさせる建物も多く、少し路地に入るとけっこう道が狭いので、あまり向いていない感じがした。
みどころ。市内の一番のみどころは巨大な教会。ハットルグリムス教会というらしい。かなり大きな建造物で市内からだとわりとどこからでも存在がわかる。正面広場にはレイフ・エリクソンの像があってかっこいい。『ヴィンランド・サガ』のファン的にもなかなかよい。教会は上のほうにも登れるようだった(有料のエレベータがある)が自分は登らなかった。
あとはいくつかモニュメントというか、おもしろいアートがそこそこあったり。


サガ博物館や鯨博物館もあったりした。鯨博物館のほうには入ってみたが、なかなか楽しかった。
食事。アップスケールでモダンなレストランと観光客向けっぽい店と現地民向けの店といろいろあった。アップスケールな店だと Fish Company。トナカイのカルパッチョとかを食べたけど美味しかった。



地元民も観光客にも人気なのがホットドッグ。とくに Bæjarins Beztu Pylsur というチェーンが人気のようだった。ラム肉のソーセージが美味しい。売り場の近くのテーブルにはホットドッグ専用トレイが設置されていた。


ちなみに近隣のカモメが虎視眈々と狙っているようでちょっとおっかない。
宿の近くにフードコートがあって、そこでもいろいろ食べたり、観光地でも食べたり。よくあるのがフィッシュ・アンド・チップスとスープ。アイスランドは漁業が盛んとのことで魚は新鮮で美味しい。フィッシュ・アンド・チップスもカリフォルニアのそのへんのものより美味しかった(日本のレストランのも美味しいかもだけど……)。スープはアイスランドの伝統的な料理?なようで、けっこうあちこちで頼めた。ラム肉とにんじん、ジャガイモ、キャベツなどの野菜を煮込んだ素朴なスープなんだが滋味深く美味しい。ラム肉の匂いはかなり強いので苦手な人はきびしいかもしれないが、自分は大好きな味だった。シンプルな料理なので帰国後に自作もできそうな気がするがどうかなぁ。
現地民向けとおぼしき店ではイタリアンと、なぜかタイ料理屋をいっぱい見かけたが、さすがにそういう店には入らなかったので美味しいかどうかはわからない。
あとコーヒー。コーヒーはわりとどこで頼んでも美味しかった。Reykjavik Roastersというチェーンと、Te&Kaffiというチェーンが多く、特に後者が多い。スターバックスなどの海外チェーンは見かけなかった。

あと子供向けのチョコレート牛乳として、この koko mjolk という製品がほんとうにいたるところで売られており、子供がたくさん飲んでいた。

Google翻訳してみたら「50 ara」は「50周年」の意味らしい。めちゃくちゃ昔から愛されているようだ。
最後に、パン屋で見かけた風景。
