アイスランドにいってきた

夏休みということでアイスランドに一週間ほど旅行にいってきた。

そもそも3年半くらい前、アイスランドにいきたいね、という話をしていたことがあった。友達夫婦と私のところとの4人でその機運が高まり、行くことを決めて、いろいろ予定を調べたり行きたいところを考えたりして、いろいろ予定を立てたり、airbnbの部屋を調べたり、航空券を手配したりした。確か、島を一周するような予定だったように思う。ただ3年半前というのは2020年の話。そのあとCOVID-19パンデミックになってしまい、当然ながら海外旅行なんてできなくなってしまった。航空券なども自動的にキャンセルされてしまった。

が、この航空券のキャンセルのとき、焦って操作を間違えた結果として払い戻しではなくてバウチャーの発行を選んでしまったのだった。数千ドルのお金、払いっぱなし。まぁいずれ行けたら行きたいから別にバウチャーでもいいけどさ……と思いながら3年が過ぎた。3年たっていろんなことが起きた。うちの夫婦にも子供が生まれたりした。そんなあるとき「そういえばあのバウチャーってどうなったの」と妻に訊かれて、そういえばどうだったんだと見てみたら有効期限は3年。その会話をした月の月末で失効するところだった。あわててそこからとりあえず日程だけを決めて航空券を手配したのが、この夏のことだったという次第。

子供も小さいし初めてということもあり、3年前の予定とは違って攻めた日程は組まずに首都レイキャビクにairbnbを予約してそこに滞在しつつ、市内を散策したりツアー参加したり日帰りであちこち行ったり、といった感じの旅行になった。

アイスランドにはサンフランシスコ・ベイエリアからは直行便がなく、アメリカ国内の経由地からの旅行ということになる。今回はシアトル経由便で行くことにした。シアトルからアイスランドまでは7時間半くらいでけっこう近い。ニューヨークからだと6時間ほど、サンフランシスコ=ニューヨーク間と同じくらいである。さすがアイスランド、アメリカ大陸に近い。ニューヨーク住んでたらわりと行きやすい国外旅行先かもなあ。

ただ今回はずいぶんタイトなスケジュールでシアトルでの滞在時間が短すぎてしまい、いろいろ負担が大きかった。だいたい2時間くらいの乗り換え時間の設定だったんだけど、とくに帰りの場合には入国手続もあるし、チェックインする荷物はいちどピックアップして再度チェックインしないといけなくて、時間が足りなすぎた。次から国際線の乗り継ぎのときにはもっと時間に余裕を持たせることにしたい。

いろいろ書いていると長くなりそうなので、具体的な旅先の話はまた別の記事で書くことにして、今日は雑多なアイスランドトリビアで締めることにする。そんなことぐらい知ってるでしょ、という人もいるだろうけど自分はあんまり意識してなくて知らないことばかりでしたので。

  • アイスランドは北欧の国だがEUには未加盟。2010年代に加盟の機運が高まったけど、けっきょく取り下げてしまったらしい。ただもちろんシェンゲン協定には入っているのでEUからの入国は容易。通貨はアイスランドクローネ。1ISKはだいたい1円くらい。
    • 昔は1USD=60ISKぐらいだったのが、2008年に大暴落してこれぐらいまで価値が下がったらしい。
  • 現地の言語はアイスランド語だが、小学生ぐらいの子供も含めてほとんどの人は英語がかなりしゃべれる。旅行ていどなら英語だけで大丈夫。
    • アイスランド語は北欧系の言語だが、かなり孤立していてノルウェー語やデンマーク語とはかなり意思疎通が難しいらしい。いちばん近いのはフェロー語だそうだ。わたしみたいな人間には何もわからない。
  • アイスランドの島の大きさは北海道と九州を足したぐらいの大きさらしい。人口約30万人。そのうち2/3にある20万人ほどが首都レイキャビク都市圏に住んでいるとのこと。
    • 小さい島である、という表現がなされているし決して大きな島ではないが、北海道より大きいというのはかなりの大きさだと思う。なお北海道の人口は500万人ほどなので、北海道と比べても遥かに人口密度は低い。都市部以外にはほんとうに何もないことがよくある。
    • ウィキペディアによると、島はもっと森林が生い茂っていたのに入植者たちがバンバン切り倒し、羊が草をたべまくり、ほとんど森のない荒涼とした土地になった、などと書いてあるが、これも北海道よりも広い島だと思うとマジか人間やばいな……という気もする。
    • しかし、火山周辺などはさておき牧草地はけっこうあり、荒涼としているのは場所にもよるのでは、という気もする。森っぽい風景は確かにぜんぜんない。
  • 火山島なので火山や関連した風景がけっこう多い。実はわたしが行ったのの1ヶ月ほど前、7月にも小規模な噴火があったらしい(我々が行ったころには沈静化して収束宣言がなされていた)。
  • クレジットカードの支払いはかなりどこでもできる。現金はまったく使わなかった。コンタクトレスペイメントも発達していてめちゃくちゃ便利。ただAMEXが使えないことが非常に多かった。
  • アルコール販売はけっこう制限されており、アルコール度数が2.25%を越えるものは政府が運営するリカーショップでないと買えない。しかもそのショップは午後6時には閉まる。酒税が高いので買えても値段はかなりする(らしい、けっきょく行けなかったのでわからない)。なのでホテルなどの部屋でお酒を飲むのはちょっと大変。慣れた観光客は空港の免税店でお酒を買って持っていったりするらしい。もちろんレストランやバーなどでは普通に酒は飲めますが。

まぁひとまずこんなところで。