The Wonderful Wizard of Oz

ある時突然、そういえば『オズの魔法使い』ってちゃんと読んだことないな、ということに気づいた。子供の頃に絵本か何かで読んだことはあるし、大雑把なあらすじはもちろん知っている。でも読んだのはごく簡略化された抄訳のような絵本なので、本格的な中身は知らないし、そもそも昔すぎて絵本に書かれていたとしても記憶していない細部がたくさんありそう。

というわけでふと思い立って読んでみた。せっかくなので紙の本。子がもう少し大きくなったら読んでみてほしいような気がしたので。小学校低学年ぐらいで読めるかな。どうかな。

読んでみたところやはり全然知らないエピソードが多くて割と楽しめた。あと例えばオズの魔法使いの正体が判明してから後の話が意外と長いのも知らなかった・記憶していなかったな。逆に西の悪い魔女との対決のくだりとか、めちゃくちゃあっさりしておりすぐ終わるなど全体的に展開がはやい。まあ児童文学というのはそういうものかもしれない。こういう話であったか、という不思議な感慨があった。

児童文学なので英語としては簡単で、そういう意味でもすぐ読めるが、古い話なので単語や言い回しが古臭く、たまに知らない単語が出てきたりもした。