読書感想文をコピペして書くという裏技

This entry was posted by on Monday, 15 August, 2005
> >にじむさんのところ >を経由して >ARTIFACT@ハテナ > と >すてきなこいびとはちみつとかしてゆく >
を見た。
> >国語はちょっと違うと思うけど、大学で情報処理関係の基礎的な講義で非常勤講師をちょっとやっている立場から、非常に重要な点が見すごされていると思ったので一言。 > >安易にコピペに流れる層は、たいてい再構成能力なんてありゃしないのが問題なのだよ。 > >レポートを読んでいると、いくらなんでもないだろうという日本語が連発される。件のページには、 >
> >いろんな人のをくっつけたり、ちょっと変えたりすれば、カンタンに書けちゃいます > > >とあるけど、実はまずそもそもそこまで行きつかない人が多い(笑)。まあそれに行きついたとしても、文章があまりにも不自然すぎるのである。「ですます」の文と「だである」の文を混ぜて語尾がそのまんまとか、いくらなんでもそりゃないだろうという文章が、よくある(ちなみにレポートの時にはコピペ禁止、語尾くらい統一せいよ、という説明は授業でしていてそのレベル)。 > >文章の体裁をなしていないものなんてざら。今年も、〆めの文章が「〜については後述します」で終わってたレポートがあった。最初の文章が「〜で述べたように」から始まるというのも体験済。文章の途中に「このサイトでは〜」という説明が入ったものもあった。まぁ読書感想文ではこういうことはないかもだけど、どう考えても自分の書いた、自分が提出する文章を吟味していないどころか読んでもいないことがわかったりする。無茶苦茶だよ。 > >ようするに重要なのは次の2つ。まず他人が書いた該当する文章を読み通し理解して利用できるところを見つけだす力、つまり読解力。それから、見つけだした文章のかけらからまともな文章を構成する力、つまり作文力。これら2つがなければ、ネットからコピペしても、お話にもならないような、笑っちゃうような稚拙なものしかできません。でさ、読書感想文てヤツはその読解力と作文力を鍛えるためにあるんじゃないのかな。 > >再構成能力ってのは国語力(の発露のひとつ)であって、まずはそれを磨け。それもないうちから、こんな「裏技」を知っても、実は活用できていない。自分の実力もわきまえずに、うまく渡っていこうとしているつもりで、実は綱渡りだということに早く気付いた方がいい。 > >一言で言えば「生兵法は怪我の元」です。 > >あーそれからひょっとしてバレてないと思っている阿呆がいるかもしれないけど、それはありえません。コピペしたレポートというのは、あまりにも簡単にバレます。なぜって、そもそも同じ文章を提出する人が多すぎるし、先生だってネットのチェックはしてるからね。読書感想文も同じだろうよ。 > >ま、バレることのデメリットを考え、バレないように苦労するくらいなら最初っから読んで感想を書けってこった。 >

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