土山しげる『極道めし』[2]

This entry was posted by on Monday, 29 October, 2007

極道たちの集う浪花南刑務所。そこでは年の暮れに密かな戦いが繰り広げられていた。それは「ウマいものを食べた経験を語りあう」という「旨いモン話」勝負。もっとも他人の喉を鳴らせた者は、年始に出る「おせち」から他人のおかずを一品ずつもらう権利を得る……。

という『極道めし』の2巻。なんせ1巻だけで、ぜんぶで7人いるキャラの5人が語り終えてしまい、いったいどうなるんだと思っていたんですが、なんとまだまだ続くようす。しかも今回は「そこで引くのか!」という感じ。

オッサンまんがらしい大味な展開ですが、そういうところとか、今巻の「塀の中のどっちの料理ショー!?」というどうでもよさげな安っぽいコピーまで含めて味わいたい佳作。『食いしん坊!』より好きかも。

1巻のトンカツ談義の異常などうでもよさとか、この2巻での袋入ラーメン語りとか、そういうあたりがオレはとても好きです。

極道めし 2 | 極道めし 1

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