惑星の定義
>日本ではおおむね、「冥王星を惑星としたのがそもそも間違いだったよ派」が大勢を占めている……ように見えるのは、おれの見ている範囲が偏っているからだろうが、そういう層は決して少なくない。そうでない人ではネタに走るものが多い。そんなわけで、本当の意味で冥王星が惑星でなくなるのが感覚的に「嫌」だ、という人はあんまりいないように思った。
>
>アメリカではそうでもないようだ→
>http://www.usatoday.com/money/industries/retail/2006-08-27-pluto-merchandise_x.htm
>
>
>記事の内容としては、「冥王星を救え」Tシャツとかが販売されているって感じの記事。んで cafepress.com を見てみたらたしかにあるわあるわ。まあ cafepress がそういう場だ、っていう話もあるんですが(たとえば ThinkGeek には置いてなさそう)。あと、こういった決定に「ええー」と思ったときに、とりあえずTシャツを作ってオンラインで売る、という発想はなかったな。文化の差というやつかもしれない。
>
>えーと、この件についての真面目な話としては、井田茂先生の
>「惑星の定義」決定に関するコメント
> が面白いです。あとは野尻ボードの議論とか。
>
>あ、こんな記事も→
>冥王星降格に「ちょっと待った」 著名学者ら署名集め
>
>
>うーん、学者としての立場であれば、気にくわなければ自分の論文ではその定義を採用しないなどの対抗の仕方もあるはずで、そこでなぜ署名集めか?という気もする。やっぱりこれは、科学的な議論というよりは、科学者コミュニティの政治的な議論なのだよね。科学者だって人間なんだよ、という、まあしごく当り前の話なんだけども、それがこうも浮き彫りになっているというのが、外から眺める分には実に面白いのだろう。
>