テッド・チャンに会ってきた

This entry was posted by on Sunday, 26 July, 2009

というわけで、韓国の映画祭に行っていたテッド・チャンがこの週末、帰国のついでで東京にいるということで、いくつかの「囲む会」があるようで、今回はその一つ、星雲賞ミニ授賞式+ファンを囲んでのお茶会。SF大会で募集していたのに真っ先に申込んだのでお邪魔してきました。

チャンは穏やかな人で、はっきりとわかりやすい英語でしゃべってくれました。何の話をしたかなぁ。一つは「日本でチャンがメジャーなのは何故なのか?」という問い。実際には韓国でも人気だそうですが、ともあれアメリカではそれほどの人気作家でもないのに何故?という疑問。一つの仮説として、あまりにもアメリカ的な作品は敬遠され、そういう色の薄いチャンやイーガンの作品が好まれる傾向にあるんじゃないか? 私個人はあまりそういう風には思わないけれど、チャン本人はその仮説について聞きたがっている様子でした。誰かが言っていて面白かったのは、アメリカの小説を読むのはエイリアンとのファーストコンタクトのようなものだと。それを受けてチャンは「なるほど、ファーストコンタクトといえば数学が重要だし、イーガンが人気になのはだからかな」なんてことを言ってましたけれども。

そんなこんなで楽しい集まりでした。

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