スーパーエイト

This entry was posted by on Sunday, 3 July, 2011

会社の人数名と一緒に先週に見に行ってきたけど、そうして正解だったかも(笑)。

なんか、既視感で構成されている映画だとか、そういう方面の悪評があることは知ってたのだけど、いやいーじゃんこれ。私は楽しめましたよ。

確かに既視感のあるシーンも多いし、話はご都合主義的なツッコミどころも多く、話の筋は読めます。わかります。だが、これはそれでいいのだ。こういう映画なのだ、と思う。なんともB級な怪獣映画を撮りたかったのねえ、という気持ちはよく伝わってくる。第一、みんなでゾンビ映画を作ってて、特殊メイク役で鉄道模型とかに夢中な主人公が、ヒロイン役で出てきた女の子と仲良くなる話が話しの軸ですからね。彼女にゾンビメイクを施して、演技指導をしながらじゃれあうシーンの微笑ましくもボンクラの妄想としか言い用のないところがイイ、そういう映画ではないかと思います。

ときは1979年、スリーマイル島事故がニュースで流れる頃、秘密を隠蔽する軍部、といった設定は今の日本と重なる部分もあり、見ながら「もしやそういう深い展開が……」と一瞬だけ期待しましたがただの気のせいでしたーという感じ。これも「よくある映画の設定」というぐらいの背景情報に過ぎず、1979年という時代が選ばれたのはむしろ監督(J.J.エイブラムス、1966年生まれ)がこの主人公たちと同じ年頃の頃ってだけじゃね、という気がします。

そういうボンクラ映画ですから、友達とみんなで見に行って、ポップコーンでもかじりながら「キター」とか言いつつ見るのが正しい映画であり、その目的には完璧に沿った映画であろうと。なんか大作だと思って見に行くからがっかりするのですね。そういうのではない、全然。

あとエンドクレジットが最高(笑)。この映画を見に行ってエンドクレジットを見ずに帰るのは全く損をしてますよ! マスト見るべし。むしろそこが本編。

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