君らは中学校で何を学んだんだ?
http://www.popxpop.com/archives/2007/09/10_14.html
前にも似たようなネタがあったが、今回も内容がアホらしすぎてびっくり仰天、感心している人が多いようでさらにびっくり仰天だ。こんなのでいちいち感心しているようじゃ日本の算数教育なんて「ゆとり教育」云々以前にとうに崩壊しているってことだよなあ。いやいや、ほんと、君らは算数とか数学とかっていうやつを、義務教育でいったい何を学んだんだ? かけ算は九九でおしまいか?
けっこう心の底から呆れているんだが、これに素直に感心している素直な子たちに聞きたいんですけど、君たちはふだんどうやって暗算してるわけ? いやまあ、7番目のやつは確かによく使うけど、それって常識じゃない?
君らが本当に覚えておくべき計算技法は、次のあたりの公式だ。こういったことはどれも、遅くとも中学校で習う。
たとえば 99 の自乗は (100-1)^2 だから 10000 – 200 + 1 = 9801 になる。35 × 45 = 40^2 – 5^2 = 1575 とか。このメソッドを手に入れると、だいたいどんな2ケタ同士の計算はそれなりの速度でできる。それにまあ、うまく使えない場合でも脳内で筆算を展開すればいいだけの事。
日本の算数教育をナメたらあかんよほんまに。瑣末で細々としたルールではなく、それらを包括した一般規則を君らはすでに習っているのだ。確かにこれらの法則は一般的なので、実地の問題に適用するのはそれなりの手間であるが、当たり前ながら実地で適用しながら、適用法を学び、身につけていくわけである(その結果として上で書いたような知識と似たようなものが手に入れられるようになる)。重要なのは瑣末なルールをつめこむことではない。
いくつかの瑣末な例から一般則を得ること、逆に得られた一般則を実地に応用できるかたちに理解すること。それこそ算数や数学を義務教育で学ぶ目的なのである。このレベルでそんなことも出来ていないってのは、ようは中学校の勉強がちっとも身についていないということじゃないか。
願わくば、こんな小中学生レベルの算数をライフハックなんて呼んで有り難がるアホが早くいなくなりますように。
オマエのようなアホも早くいなくなりますように^^