『Programming Erlang』届いたよ

This entry was posted by on Wednesday, 25 July, 2007

送信元が Andrew Hunt の個人名だった。 Pragmatic Programmer 名義じゃないのか。

さて、そういうわけで本として刊行されちゃいましたねえ。それまでにさくっと訳が出来るんじゃないかと思ってたんですが見通しが甘かった。ここ2ヶ月ほど、ちょっと忙しくて何もできていません。現在はまだ13章の途中かな。8月が過ぎるくらいまでは特に進まないと思います。

さてそんな『Programming Erlang』ですが、邦訳が出るという話があるようです。わたしも詳しい状況はよく知りませんし、すくなくともわたしが訳しているのとは関係ありません。というか誰が訳しているのかも知らない。なのでいつ出るかもわかりませんし詳しい話はできませんが、まあ、そう遠くないうちに翻訳は出るんじゃないでしょーか、とだけ言っておきます。

そんな事情は斟酌せずわたしの方の訳は訳でのんびり進めようかなあと思っていますが。もともと精読するために訳すといっていたのでね。

さて、わたしのこの本に対する評価というのを書いていなかったように思いますが、これはかなり良い本だと思いました。非常に細かく、しょーもないところまで行き届いて書かれているのがポイント。もうひとつのポイントは例題が割と実用的だということ。ごく簡単な例題でも MP3 の ID3 タグを読むとかいったルーチンを例題にしていて楽しい。最終的には MapReduce らしいですし(ただまぁ Erlang で各ノードに分散 Map して後で適当なノードが Reduce する、なんてのはべつに難しいことは何もないのですが……スケールできてるのかな?)。そんなわけで Erlang に興味がなくても読んでみると得るものがあるのではと思いたくなるくらい。

訳は出るといいつついちおうアフィリエイトリンク Programming Erlang: Software for a Concurrent World

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