SFオンラインの終焉

This entry was posted by on Thursday, 7 June, 2007

そういえば知り合いに教えてもらったんですが、SFオンラインが今月をもって閲覧終了となるようです。

いや、びっくりしました。

冷静に考えれば終了からもう5年もたっていて、いつ予告なく消えてもおかしくない状況で「よくいままで残ってたな」というのが正直なところでしょうが、なんとなくこのままズルズルと生き残ると思ってました(笑)。

ちょっと説明すると、SFオンラインとは(たぶん)国内初か、でなくても国内では最初期のオンライン商業誌。創刊は(今はまだバックナンバーを見ればわかりますが)97年の2月。わたしが読みはじめたのは2000年くらいですかね。創刊から5年が経過した第60号を持って終了、となったのでした。

あの頃からのネットSF者はたいていそうだと思いますが、やっぱりわたしも毎号読んでおりまして、本当にお世話になりました、と改めて。

でもまあこのまま消えるのは仕方ないとしても個人的には保存しておきたいっつーことで、

% wget -r -np -l10 http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/ % ruby -rfind -rfileutils -e ‘Find.find(‘.’){|f| if /(.*)¥?/ =~ f then (File.exist?($1))? FileUtils.rm_f(f) : FileUtils.mv(f, $1) end }

などとして保存しておきました。ホントは -linf だったけど、止まってないっぽい挙動だったので(ディレクトリが / → // → /// → と重なっているっぽい挙動で、それくらいは wget 側で処理してほしいかなあという気もちょっとした)、途中で停止しました。デフォルトの -l5 だとこれじゃちょっと足りないみたいだけど、まあ -l10 くらいなら足りるんじゃないですかね。

あと、実はSFオンラインのファイルにはフルパスの指定が山ほどあるため(wgetはhtmlファイルの書き換えとかはやらんので)アンカーや画像はぜんぜん機能しなくなり、ようするに手元に保存しても読むのはえらい面倒くさいことになるんですが、とはいえひとまずとりあえず何か情報が欲しいときには全文検索をして当該ページを閲覧できるようにはなるから、それでいいかな。

3 Responses to “SFオンラインの終焉”

  1. poppen

    更新を楽しみにしていた当時を思い出して懐しくなりました。

    > なんとなくこのままズルズルと生き残ると思ってました

    私もそう思ってました。このままモニュメント的なものになるんじゃないかと思っていたのですが。

  2. Takaakira

    -m というオプションは ミラーリングだので書き換えてくれたりするのじゃないの? なんか迂闊にやって失敗して負荷がかかったりするのもイヤンなのでまだやってませんが。

  3. -kオプションで変換されますね。
    こういうときには -m -k -p -nH で試してみますね。
    あとは–random-waitとか付けるくらいで。