S式とXML

This entry was posted by on Wednesday, 21 February, 2007

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lispを括弧だらけで見づらいという人は多い。私も、最初はウエッとなったが、すっかり見なれてしまった。しかし括弧が問題なら、なぜもっとヒドいXMLがあっさり普及したのだろうか。

まつもとさんはXMLも嫌いだと公言してはばらからないよね。やっぱり態度としては一貫性があるな、と思う。

でもまぁ、ようするにカッコだらけで嫌だというのは、パッと目につくからよく言われるのとまつもとさんが言っているだけで、本質的じゃないってことだな。けっきょく Lisp は「人工知能の研究用の」「非実用的で遅い」言語だと、いまだに思われているのがネックなんだろうと思う。

思われてるって誰に、っていうと、印鑑を持っている人に。捺印ナビリティというやつですね。似たようなモンなのに不幸なことだ。

あるいは逆に「頭の良い人向け」「すごい人向け」というイメージは、若い人には与えられていて、あの謎めいた call/cc パズルなんかもその印象を助長している気がしてあんま良くない気がする。もっとカジュアルに Lisp をさくっと使ってみせるといいんだろうけれども。

ところで、わたしはS式はすでに慣れてしまったが、XMLにはどうにも慣れる気がしない。わたしの態度は一貫していない。

逆に考えて、似たようなものであるなら、XMLっぽい書法のLispっぽい言語というのはどうだろうか。どうだろうかと言われてもという気がするが……。

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