POKKA POKKA

This entry was posted by on Thursday, 20 July, 2006
> >http://d.hatena.ne.jp/cataly/20060719 >とかで紹介されている >第1回ダ・ヴィンチ文学賞 >の特別賞受賞作。8月6日まではオンラインで読めるらしい。 > >どういう話か、平たく言うと、例の平田智美をもっとマニアックにしたようなヤツの中の人と会っていろいろある話。 > >というとキャッチーな印象があるけれども、そういうところにあんまり主眼はなく、夏の暑い最中のうだうだする感じを描いているような作品として読むべきなんだろうと思った。「裕子」は重要キャラではあるけれども、案外と扱いは小さい。 > >目立つのはむしろ作者の独り語りで、この辺は共感を覚える人間ほど強く反応するのかもしれないが、おれはどうとも思わなかった感じ。まぁこの、ぐるぐる回る妄想もうだうだ感を強調している機能があるとも言えるが、たぶんそんな効果を狙って書いたわけでもないだろうというような語りだった。 > >でもまぁ、たとえば森見登美彦などと比べてしまうと、若い駄目な男ブンガクとしては少し弱いと思われる、というか実際にそのようにするのであれば、主人公はもう少しダメ人間であるか、東堂山さんの方がフィーチャーされる話になるんじゃないかと思った。だからそういう意図で読むものでもないのだろう。 > >ところで、メールを方言で書くものだろうか。そりゃ、自分が東京の人間だから知らないだけでふつうにあると思うのだが、それはたとえば、親しい同郷の人間にそのようなメールを書くとか、「いちびる」というような標準語に変換するのが面倒そうな単語を用いるとかいったレベルな気もする。こういったシチュエーションであんな文章を書くやつがいるか、というのはいささか疑問。 > >作中に出てくるようなの好きな人にはオススメかな。 >

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