梅田望夫『ウェブ進化論』
>思った以上に「敢えて言いきる」スタイルの本だった。
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>内容については、予想通り自分としては特に読む必要性を感じないものだった。というのは、こういうことに興味のある人、梅田さんのブログのどれかを多少なりとも読んでたことのある人にとってこの本の内容というのは既視感の塊であって、何ら新しい知見を僕らにもたらさない。
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>そこでこの本の面白さは何かというと、その「敢えて言いきる」スタイルなわけだ。この本で想定しているメインの読者層ってのはきっと、ウェブなんかも全然見ない、頑迷な「エスタブリッシュメント層」なのであって、そういう人たちにも訴求するように、多少言いすぎでも、善な面だけを強調していても、「すごいんだぞ」と主張している。その力こぶがちょっと面白い。
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>最後はなぜか「若者よ、がんばれ!」みたいな応援になっているのも微苦笑してしまうのだけど、なんかここんとこ話題の新書じゃあ若者はダメだみたいな視点が多いから(そうでもない?)、バランス取れてていいかな、と。
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