アナログゲームと呼ばないで
>前々からイヤだと思ってきたのだが、いわゆる卓上ゲーム的な、家庭用TVゲーム機でないボードゲーム/カードゲーム類のことを「アナログゲーム」と呼ぶ文化はどこで生まれたのだろうか。いやまあどうせデジタルの反対とかいった安易な由来なのではないかと思うのだが、物凄く違和感を感じる。
>
>アナログという単語は「連続量を扱う」ということを含意する。 Goo の辞書でも「物質・システムなどの状態を連続的に変化する物理量によって表現すること」とある。これに対して離散的な数値(digit)によって物事を扱うからデジタル(digital)なのですよ。コンピュータは0か1に強引に区分けすると便利なのでデジタル処理を用意に行うことが可能ではあるけど、非コンピュータ=アナログではない。
>
>ボードゲームなどは、「手番」というかたちで時間が区切られ、ふつうの盤面はマスによって仕切られているから、極めて明確にデジタルだ。アナログゲームといえば、たとえばサッカーとかの球技はかなりアナログなゲームだと思う。ボールの位置は連続的に変化するし時間も連続的に変化する。野球も、ある面では打席や塁といった概念があるからデジタルっぽいけど、大部分はアナログではないかと思う。
>
>個人的な感覚としては、「アナログゲーム」という表現からはそういったイメージしか思い浮かばないので、非常にデジタルなボードゲームのことをアナログゲームと呼ばれると虫酸が走る(アナログなボードゲームもあります、為念)。まあ個人的な感覚であるから人に強制するのもいかがなものかとは思うけれど、そもそも明らかな誤用であり、また正しい概念を持っている人にほど誤解されやすい用語であるということは理解した方がいいと思う。
>
>それじゃどう呼べばいいかというと、僕は文脈によってボードゲームとか、カードゲームとか、卓上(テーブル)ゲームとか、対面ゲームとか、紙ゲームとか、非電源系ゲームとか、ドイツゲームとか(アメリカゲームとか)呼んだりしているのだが、一般的な用語としてはテーブルゲーム(卓上ゲーム)で良いのではないかな。ああ卓上ではやりませんか。
>
>ちなみに、非電源系という表現(コミケ由来?)は非常に秀逸だと思うので好きなのだけど、書きづらく言いづらいこと、電源を使うボードゲームが皆無ではないこと、などの理由によりあまり使いたい用語ではありません。
>
>あとまあ、ネット対戦する『カタンの開拓』についてどう呼べばいいのか、とか瑣末な難点はいくつもいくつもあるんだけど、正直知ったこっちゃないです。
>
>(補足) 今回の文章はもちろん自分で書いたもので自分の考えではあるが、むかし
>林さんの文章
>
を読んだ影響は大きいのでかぶるところはあります。というか同じすぎ。とほ。 > >あと、いろいろ書いてしまったのでどうも結論がぼやけていますが、私の主張は、 >
を読んだ影響は大きいのでかぶるところはあります。というか同じすぎ。とほ。 > >あと、いろいろ書いてしまったのでどうも結論がぼやけていますが、私の主張は、 >