ロボットとは何か

This entry was posted by on Monday, 24 January, 2005
>ではロボットとは何か。というと、これに対する厳密な答は実はない、というのが現状だったりする。各自が好き勝手に自分のものをロボットと呼んでいるんである。そういう意味で、 TERA に「違うだろ」と言ってしまえるのは、逆にたいへん素人くさい。 > >とはいっても、本当に全く何の規範もないわけではなくて、いちおういろんなところ(日本ロボット学会とか他諸々)がいろんな定義をしている。定義の文言じたいはそれぞれ微妙に違うけれども、大雑把な内容はだいたい似ていて、まとめると次の3つの条件が本質的であるように、個人的には思う。 > > >アクチュエータを持っていること > > > >センサを持っていること > > > >プログラム可能であること > > > > >アクチュエータというのは非常に抽象的な表現だが、ようは動くことができるということ。なぜそう言わないかというと、産業ロボットなんかは位置は動かず、腕だけが動いたりしているからね。モータとか言わないのは、特定の技術に限定しないため。人工筋肉だっていいし。 > >もちろん、動けるだけじゃだめだ。ブリキの歩くオモチャや、ラジコンのことをロボットとは普通言わない。そこでセンサが必要になる。ブリキのオモチャは、目の前に障害物があっても方向転換したり、止まったりできない。ラジコンも、そのような能力を操縦者に預けてしまっている。センシングできないということは、自分で処理する部分がないということで、それはロボットではないわけ。 > >最後の要件もすごく大事。たとえば磁石を考えてほしい。磁石は磁力を感じ取り(センシング)、それをもとに自分の位置を動かす(アクチュエータ)と考えられる。じゃあ磁石はロボットだろうか? この疑問自体は馬鹿馬鹿しいが、仮想的にポテンシャルを定義することで障害物を避けつつゴールに移動する経路を計算するロボットなんてのは非常にポピュラーだ。 > >でも、磁石はプログラムできない。言いかえると、動作を変更できない。センシングとアクチュエータは磁石に組込まれているのであって変化は絶対に……ま、それが磁石である限りは基本的には無理である。そういうわけで、磁石はロボットではない。 > >ところで、ロボットアニメに登場するような操縦するタイプのロボットは、ここではあまり想定されていない。とはいえ、操縦者がヤツラの動作を完璧に動かしていると考えるのは滑稽である(基本的なことはコンピュータがやってくれている、とアムロ少年も言っていた)。基本はロボットがある程度自律的にやってくれて人間は基本的な操作を行う、と解釈するべきだし、それくらい処理をするのであれば、まあロボットであろー、というわけ。 > >最後に肝心のTERAはどうなのかという話に戻す。プログラマブルであるという点は良いとして(これは別にユーザがどうとかいう話じゃないから)、センサとアクチュエータについて考える。これがないと、ただのコンピュータだから。 > >警報機はセンサがあると解すべきだろう。空気清浄機にもセンサはついている。ついでに掃除するために自走するらしいから、ここまでくれば立派にロボットなのかもしれない。ただ、ユーザが操作するところがピックアップされていて、ロボットが自分で掃除できるのか、という点が皆目わからず、それができないのだとすれば、ロボットというよりはラジコンにカメラをのっけただけ、という気がする。が、それもまたロボット、と言うことはできる。プレイヤーのヤツは、プロジェクタが「モニタ」と言えなくもないし、音声認識操作はセンサと呼べなくもない。 > >結論としては、最近のPCには可動部もあるし音声認識ソフトもついてますからロボットですよね、というくらいにはロボットだろうという気がする。 > >しかしまあ全体的な印象は、マスコミに取り上げられるようなロボットももう頭打ちだろうなぁという感じ。だいたい今の技術でロボットに出来ることなんてたかが知れてるわけで、当然の事なんですが、ま、正直、飽きられてるだろうなというか。 >

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