FreeBSD の emacs が 22 になった
ふと気付くと FreeBSD の ports の emacs が、これまでの 21.3 から 22.1 になったが、おかげでいくつかの port はけっこうややこしいことになっているようだ。というのは、ほかの elisp の ports は emacs21 を前提に組まれているので emacs22 では正しくインストールしづらいのだ。
たとえば apel では Makefile に EMACS_PORT_NAME?=emacs21 という記述がじかに書いてある。なので /usr/ports/editors/apel-emacs22 を作って(apel-emacs20を参考に) Makefile を作るか、あるいは単に /etc/make.conf に EMACS_PORT_NAME を設定しておくといい。
migemo の場合はもう少し面倒で、けっきょく手作業になってしまった。 /usr/ports/japanese/migemo-emacs22 を作成すれば、 portupgrade -f ja-migemo-emacs22 で行けたかもしれない。
ddskkはややこしかった。 SKK-MK の方で(つまり ddskk の方で) emacs-major-version が 21 と等しくないと skk-e21.el がインストールされないのだが、ロードする方は skk-e21.el を要求するので、いっけん正常にインストールできたように見えてうまく動かなかった。けっきょく手作業で skk-e21.el を /usr/local/share/emacs/22.0/site-lisp/skk にコピーした。ちなみに skk の pkg-plist (パッケージの含むファイルのリスト)も、 emacs21 でない場合は別なファイルが使われるから、あらかじめ /usr/ports/japanese/ddskk/pkg-plist を /usr/ports/japanese/ddskk/pkg-plist.emacs22 にコピーするといい。
サーバの方への対処なので、とりあえずはこんな感じで意外と少なかったのはよかったよかった。
まあ、数日もしないうちにキチンと対応されることになると思うけど先っちょを触る人にはそれなりの覚悟が必要だよねっていうごく当たり前の話でした。