Google Desktop for Mac インプレッション
というわけで、しばらく Google Desktop for Mac を使ってみている。使っているとそれなりに快適ではある。
ただし、インデックス化をしているときはけっこう処理が重い。これはまあ仕方ないところはあるのだけれど。とはいえ、新しいファイルをインデックスにつっこむ処理はいつやられているのか知らないが、それほど時間がかかるわけではなく、起動しているときはそれほど処理の重さに悩まされることはない。あと、手動で(つまり、自分の好きなタイミングで)インデックスに特定のファイルを入れるようなコマンドラインツール(mdimport みたいなもの)がない。
ただ、どうも印象としてだが、マシンが起動するたびに、ちょっと重いインデックス化処理をやっているようだ。据置き型のマシンで電源入れっぱなしという Mac しか想定していないのかも。わたしのはノートで、わりと頻繁に電源を落とすから、起動するとしばらく重いというのは、ちょっとつらい。これが一番問題かな、個人的には。
ほかの雑感。
メールは、 Mail.app のデータしか検索してくれないようだ。わたしは Wanderlust を使っているけど、さすがに elmo のキャッシュはインデックスのなかにはないらしい。拡張子が重要なのかな? まあ、これは spotlight も同じ。
一部のディレクトリはインデックスにつっこんでほしくない、というのがあるような気がする。たとえば /opt/local/var/db あたり。こういうカスタマイズはできない。もっとも /Application とかはデータに入れていないようで、それなりのことはしているのだろうが。まあ、これも spotlight もできないか。
パスといえば、特定のパスの下だけ検索したいケースというのもあると思うけど、これもできないのかな。まあ、全文検索でそれは面倒だし、パス名を検索クエリに混ぜればできるだろう。どっちみち spotlight でもできないから同じ。
最後に、日本語の処理が甘い。どうもパースとかはまったくしてなくて、文字単位で分解してクエリに与えているようだ。あーと、これはどういうことかというと、つまり、そうだな、たとえば「雑感」というクエリを与えると「雑誌を見てみた感じでは……」みたいな文章にもひっかかってしまうのね。ちょっとこれはしょぼいかな。
うーん、ただ、まあ、こういった印象よりは「起動するたびに重いインデックス化処理を走らせてねえ?」疑惑が一番大きいですかね。でもまあ、はじめて触ってみてあまりの重さのあまりにすぐ消したときに比べると、ずいぶん便利なツールになっているという印象で、あのときに悪印象を持った人は、いずれ試してみるといいんじゃないかと思いました。
追記: 案の定というかなんというか、ツッコミが入りましたので
リンクしておきます。ようするに「特定のパスをインデックスから除くことは現状で可能(Google Desktop でも可能だった)」「特定のパスの下だけ検索するのは Spotlight なら可能、 Google Desktop で可能かどうかはわからん」ということです。おわびのうえ訂正いたします。