ローカスきた

This entry was posted by on Sunday, 10 June, 2007

そういえばこちらに書いたことはなかった気がするが、これでもいちおうローカスは購読しています。ローカス(Locus)ってのはアメリカで最も有名なSF情報専門誌。部数的には「セミプロジン」と呼ばれます(まあそれを言ったらS-Fマガジンだってセミプロジンですけどね、その基準では)。公式サイトは http://www.locusmag.com/

まあ月イチで来ても舐めるように読むというわけには行かず、ぱらぱらめくって面白そうなところをざっと見てるだけなんですけれど。昨夜はそのローカスの最新号が届いてました。インタビューはナロ・ホプキンソン。邦訳はまだない作家ですね。加藤逸人さんが褒めてた気がするけど、わたしも読んだことがない。

今号にはネビュラ賞パーティの様子の写真がありますが、フォーマルな服装の受賞者のなかでなぜかひとりラフな格好のピーター・S・ビーグルがいい感じです。微妙に自信なさげな表情なのも妙におかしい。

あとギャリー・ウルフが書評で、ドゾワの The New Space Opera をベタ褒め。ハートウェルが昨年、 The Space Opera Renaissance という巨大なアンソロジーを編んだんですが、そのときは貶しまくりだったのに、今回はそれも引き合いに出して褒めてた。ちょっとハートウェルが可哀想にならんでもない。

あと、広告があってはじめて気付いたけど、今年はハインライン生誕100周年なのですな。 http://www.heinleincentennial.com/こんなイベントがあるらしい。

追記: そういえばローカスは海外への船便をやめてしまったらしい。これまで、日本で購読する場合は個別に船便で送付してもらうという手と、航空便で送ってもらうという手があって、船便の方がちょっと安かった。ただし一ヶ月以上遅れることもざらということだったんだけど。ちなみに航空便は、日本でローカスのとりまとめをしている翻訳家の小川隆さんのところにいったん届けられ、そこから国内に配布されるという仕組みです。

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