電脳コイル(第2話)

This entry was posted by on Saturday, 19 May, 2007

みなさん再放送は見ましたか。今週の第2話も見逃していませんよね。

しかし、まあ、見ていると、作中の「電脳物質」なるものとリアルとの関係はよくわかりません。手で持っているかのように拡張現実をやるには、メガネだけじゃなくて手の位置とかも計測しないといけないんで、けっこうしんどいんですよーとか。あと電脳ペットの計算主体はどこにいるんだとか。ああ見えて完全にユビキタス社会で、電脳ペットは移動エージェントプログラムなんでしょうか。って思うとそれほど驚くべきことではないのか。

ノベライズにも書いてあったし、今週の台詞にもありましたが、実際には触覚を感じないにしては、ずいぶんきちんと持ったり抱えたりしながら活動できるもんだなあというのもねえ。

というあたりは、まあだれでもすぐツッコミ入れられるところではあります。でもまあそれはそれとして「そういうもんだ」と思うことにすると、設定の妙はないにしてもアニメとしては面白いわけで文句はないのだけど。

あといろんな人が言ったり書いたりしているように、たいへんトトロに見える件については絵柄とかキャラ配置もさることながら音楽も一役買っているような気がする。斉藤恒芳ってこんなのだったっけ?

そうそう、上にさらっと書いたけど小説版もあります→電脳コイル 1 (1)

でもねえ、とりあえず読んだんですが、リンクは張っとくけど個人的にはあんまりおすすめしない。つまんなくはないんだけど、基本的にはそんだけというか……このアニメの魅力って、メガネとか、デンスケとか、オヤジみたいなガジェット/キャラの魅力や雰囲気の魅力なんかで、つまり絵面や演出によるところが大きいと思うのだね。あくまでも「別モノ」の小説版っていう触れ込みだからそういう魅力がなくてもいいんだけど、それにかわる魅力を生み出せてはいないなあという感じがした。いや、悪くはないんですけども。

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