webサービス運営のコツをGoogleはどれだけ実施しているか

This entry was posted by on Thursday, 22 February, 2007

http://labs.unoh.net/2007/02/learning-from-cabaret-club.htmlを読んで「ふーん」と思ったのだけど、さてこの業界で馬鹿にしてはいけない勢力を持っている google は、どれくらいこれを実践しているのだろうか。

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  • Google は、とにかく単純であることをウリにしている。まっさらの画面にロゴとテキストフィールドのみというのが「Googleらしい」とされ、好ましい特徴であるとされる >
  • 客を大切にしている? 誰が? >
  • 常連客だからといって特別何かがあるわけではない(最近は検索結果でクリックした回数とかが出たりとか、いろいろあるけど) >
  • Google から、サービスに関連してメールを貰ったことなどおれは一度もないですが何か >
  • その先に広がる世界って『web進化論』とかでも読まないと想像できないんじゃないですかね >
  • 季節のイベントごとにロゴが変わりますね。あれはいつからやってるのかな >
  • 常に新しい話題を提供。うーん、まあ、検索結果だから最新のものになるようにしていますが…… >
  • 高いお金を払ってくれるユーザを優遇。うーん……AdWordはそうかなあ
  • ……とまあこういう具合で、当て嵌まるのもあるけどむりやりなものもあり、全体を通じてみると大して重視してないよな、という印象を受ける。

    Google がやってない、ということがこのノウハウからどう影響されるか。いろんなことが言える。

    ひとつには、 Google は検索サービスであり、↑はコミュニティベースのサービスを想定しているだろうから違う、というのもあるかもしれない。でも Yahoo! はわりとこれっぽいことをやっているような印象がある。

    あるいはギークに好かれるのと一般人に好まれやすい性質は違う、という説がある。でもそれはアメリカでは圧倒的に Google であるということと両立しない気もする。

    日本ではこういうことが望まれているという、つまり文化の差という風な話にもできる。日本における Google の苦境はここにあるのかもしれない。

    時代の差かもしれない。 Google がサービスインした頃と今とでは話がぜんぜん違う。当時はリッチな外見でごてごて飾るよりも、シンプルにした方が速いし嬉しいと思われていた(複雑な構成のHTMLは嫌われていた)。今は見栄えを気にする余力が、帯域的にも計算資源上も充分に出てきた。とかなんとか。

    もちろん、「やっぱりキャバクラ嬢とwebサービスは違うよ」と言うこともできるかもしれない。わたしは、対人サービスにそんなに大きな差があるとも思えないし、簡単に「違う」とは言えないと思うけれど。

    ようは何とでも言えるなあという以上のことはないんだけどね。

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