読書 | 八杉将司『夢見る猫は、宇宙に眠る』
>うーむむむ。なんともムズムズする小説でありましたよ。そのムズムズの原因のひとつは作中の科学解説、もうひとつは文章上の問題。
>
>後者はまぁ、新人賞ならこんなものかもしれないんだけど、ただ一点のみどうしても気になったことを書かせてもらうと、「〜ですか?」といった調子の疑問文がほぼすべて「〜です?」になっていたのが物凄く気になって気になって気が散って気が散って非常に大変でした。どういう効果を期待しているのかよくわかりませんが、きっと効果はないでしょう。
>
>それから、量子論の説明が実に科学解説書からの引き写しっぽいのがイヤンな感じ。なんというか、説明は正しい気がするのに「だからこうなる」という最後のSF論理展開だけがすごいヘンな感じ。SF的なゴマカシが下手なだけかもしれないけれど。
>
>実にムズムズしたことでした。
>
