のちの C10K 問題である

This entry was posted by on Sunday, 4 February, 2007

webベースのチャットシステム lingr 上でトークをしましょうと、かの mochioumeda が自身のはてな日記で告知したので見物に行ってみたんだが、これが大変だった。

100人を越す参加者がやってきて、とてつもなく重くなり、コネクションは断絶しまくり、発言はほとんどできず、他人の発言もほとんど読めず、二重投稿も発生、ついでにほかの部屋からも kick されるにいたって、管理者がギブアップ。終了を宣言。

唯一あった発言は、梅田「そういえば日本では Vista って盛り上がってるの?」→何人か「わたしは買ってないですねえ」以上

うーんなんだこりゃ。

特定のドメインだけのサイトで、しかもhttpを使った「web 2.0 サービス」としての lingr は確かに非常によく出来ている。わたしは日常的に出入りしている room もある。快適だし、いいですよ。非常によく練り込まれてると思う。だけど、チャットシステムとしては話にならんということだなあと思った。

だってさ、IRCじゃ1つのチャンネルに100人を越す参加者なんてふつうだし、そうなってもぜんぜん問題ないし。ましてや、ほかのチャンネルに悪影響があるなんて考えられんわけですよ。

たとえばGaucheの部屋とか(10人ちょっとくらい)の規模が間尺にあっているんだろうな。

Gauche の room でつぶやいたんだけど、

>

jmuk >

100人そこそこで部屋に入れないだけでなくサービス全体が危篤になるんだと、 IRC の方がいいというか >

yasuyuki@MacBookPro >

そうか、バックエンドがIRCならいいんだ >

jmuk >

いや、たぶんコネクションの受け口が死ぬので >

yasuyuki@MacBookPro >

サーバーが重いならP2Pwo >

を使えばいいのよbyマリー >

jmuk >

バックエンドがIRCでもだめでしょう。リアルタイムログ表示ツールとしてlingrみたいのがあって >

各ユーザはIRCにつなぐ(笑) 意味ないな

まあそんなとこで。

追記: と書いたけど、 Lingr のバージョンアップにともなうバグが顕在化した結果だったとのこと。

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