諸星大二郎『スノウホワイト』
>なんかおれのふだん見てまわる範囲ではみんな「奇妙なおよばれ」ばかり褒めている……!
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>というわけで、『トゥルーデおばさん』と同様にグリムを換骨奪胎した諸星大二郎の作品集。とはいえこちらは『ミステリーズ!』掲載作品で、出版社も違う。判型とか体裁はこんなに似ているのにね。
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>表題作「スノウホワイト」は確かによく出来ているのだけれど、ネタとしてはごく普通で、それほど意外性を感じなかった。それよりは「カラバ侯爵」の方がうまいと思う。元ネタがグリムじゃないのが難点ですが。
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>とりかえっ子の話も面白い。ネタとしてはこっちもアリガチっぽい気もするけれど、終末の世界で哄笑するとりかえっ子という絵面は凄い。
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>でもまあやっぱ、「奇妙なおよばれ」のわけのわからない雰囲気が実に素晴しいですね。
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