かけ算を「指折り数える」こと
>で、話はすこし変わるんだけど、欧米の児童文学とかを読んでいると、主人公の少年少女がわりと小さな数を「指折り数え」ていることがある。あれって昔から疑問で、いったい何のどういう計算ができなくて、どのように指折り数えているのかということがわかんないわけです。
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>こっからは数年前の『ニコリ』からのパクりなんだけど、あれはかけ算なんだという。6-9同士のかけ算については、日本では「九九」でやるのだが、欧米では5×5までしかやらんのだそうだ(でもないのか、よく知らん)。
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>でまあカリキュラムのことはさておき、「5×5までのかけ算」は覚えているという前提で、6-9同士のかけ算を「指折り数える」方法というのが確立されているのだそうだ。これは次のようにする。例として6×7を計算してみる。
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>まず、それぞれの数だけ指を折る。5を越えたら折り返す。すると、たとえば左手は指が1本だけ、右手は指が2本だけ立っている状態になる。
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>立っている本数同士をかける。1×2=2
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>立っている本数同士を足す。1+2=3
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>で、ベースを25として、立っている本数同士を足したぶんだけ、5を足す。つまり25+3×5=40
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>この結果に最初のかけたものを足す。40+2=42
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>これが答え。
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>3番目の手順がたいへん面倒だが、立っている本数だけ「25→30→35→40」と数えるのだと思えばそれほどしんどくはないかも。ま、つまり、こういう「指折り数える」方法論があるわけだ。あーちなみになんでこれがあっているかという話だけど、せいぜい中学生でわかることなので皆さんおわかりですね?
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>あとこれだと 1-5×6-9の計算はうまく行かないのだけど、ちょっとした応用で似たように「指折り数え」られるかもしれない。実際にどうやっているのかは知らんけど、似たような簡単な方法はすぐ思いつく。
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>ええっとそれで前段との関係だけど、まあ、かけ算の九九を覚えていないような幼い人間にとっては、線を引くメソッドも有効かもしれませんね、ということです。
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