白田秀彰『インターネットの法と慣習』

This entry was posted by on Monday, 16 October, 2006
>まあ7月に出た本なんで今更なんですが読みました。 > >この本は、タイトルの通りにインターネットにおける慣習とか法とかについていろんな議論を行い、論点をまとめ、時に提案をしている本だ。けれども、どちらかというと執筆の意図は「かなり奇妙な法学入門」という副題に込められている気がする。 > >つまり、ネットユーザに対して法学の知識を啓蒙するっていう意図の方が強く出ている。もちろんそこからは「ネットワーク社会には独特の慣習があり、それに従った独特の法があるべきだ」という筆者の主張につながっていくのだけれど。 > >さらにネット空間で政治的な議論があまりなされないという空気があるという指摘から、終章の政治の議論になってくるとさらに面白かった。 > >それとあんまり関係はないけど、あとがきにある、 >
> >「インターネット」という言葉の先端的な印象とは違って、今私たちがネットワーク上で直面している社会変化もまた、過去に起きた出来事と構造を同じくしており、その表面的な装いが異なっているだけだ、ということに気がつかれたかと思います。 > > >というのは我が意を得たりといった感じ。 > > >

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