2003年6月前半

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6月15日

[日常]誕生日

 14日は誕生日でした。下記の理由によりSFセミナースタッフに祝っていただいたりしました。まこと、ありがたいことです。

[日常]スマトラカレー

 昨日のことだが、噂の神保町のスマトラカレーを食べに行った。噂に聞く通り、妙に黒いし妙にどろっとしていて怪しい。味もまた妙で、なんか「苦い」という味に一番近い気はするが、単に苦いだけじゃなくて複雑な味。辛さからいえばそんなに辛くないんだけどその割に汗が出る印象で、個人的にはけっこう好き。しかし、少々高いのが難点ですな。
 なぜかコーンポタージュが全員ついてくるのも妙。

[イベント]SFセミナー強化合宿

 スタッフで「強化合宿」と称して、宿をとっていろいろやったり反省会やったり。あと『ソラリスの陽のもとに』で読書会をやったり、「SF100選」を決めようとしたり。改めて読んだソラリスは、いろいろと思うところがあって読書会は楽しかった。
 そうそう、皆でソラリスの(タルコフスキー版)映画を見たりしました。

6月13日

[コンピュータ]Haskell

 ふと Haskell をやってみようと思い、自分のマシンに ghc をコンパイル。ところがこの ghc のコンパイルが終わらない終わらない。かれこれ5時間くらいはコンパイルしていたようでした。遅い原因はこちらのマシンにもあったようで、コンパイル中にスラッシングが起きたりとか、エライことになってました。dmesgはページスワップのミスで埋めつくされるし。いやはやすげえ処理系だ。メモリは仮にも256MBあるマシンなんだけどな……。
 ようやく終わったのでちょこっと試してみましたが、異様に重くないですかこれ。単に "Hello, World!\n" と表示させるだけのプログラムが、異様に時間がかかる。ついでにバイナリコードもでかい。C言語で同じものを書いたときの100倍くらいあるし。ううーん。
 関数型言語、さっそく挫折しそうだ。
追記(6/18)遅いと感じたのはhugsによるスクリプト実行(hugs起動のオーバヘッド込み時間)だったからだろうか? ghcでネイティブコードにした場合、そんなに遅くはならないことを補足しておく。

6月12日

[コンピュータ]x-hogehoge

 メールのヘッダ部で、x-hogehogeなやつというのは独自拡張というか、割と勝手にやっていいところになっているんだったかと思う。ちょっと前にはX-Moe なんてのも話題になった記憶があるし、こないだ自分で書いた話題としては x-faceとかってのもある。
 で、今日たまたま目にとまったのは、個人的には今まで見たことのなかったものだった。それは、 x-remote-ip ってのと x-seti。
 x-remote-ip は、なんとなくイメージは掴める。調べてみると、このメールヘッダ一覧というところによれば x-remote と x-remote-host があることがわかった。意味は「操作ホスト」だそうだが、よくわからない。が、SMTPサーバにアクセスした側のIPを MTA が調べてヘッダに載せてるのかな、とかそういう感じのものと推測する。 x-remote-ip も似たようなものだろう。
 もうひとつは x-setiなのだがこれがわからん。X-SETIというソフトは存在する。が、それは X Window System 上で動くSETI@homeのクライアントソフトの一種のようであって、すくなくともメールヘッダの話じゃあない。察するに、自分の SETI@home で自分が何ユニットまで進んだかを皆さんにこっそり配信しているのでは、と思ったが確証はなく。

6月11日

[日常]カーナピーナのカレー

 研究室の人と食べに行く。エビのホット。今日はなんだか調子がよかったのか、エビが辛さをやわらげてくれたのか、水を2杯くらいしか消費せず(ラッシーも消費したけど)に完食した。

[コンピュータ]ソニーの新ブランド

 QUALIAかよ!
 あなたの言わんとしていたクオリアとはこんなものですか茂木センセ
 QUALIA認定委員会ってのもヤだなぁ。たぶんなにがなんだかわからなくなってくるんではないかと推測。っていうかそれでこそクオリアなのかも。

6月10日

[日常]年齢の話

 SFでこれやりませんかねというV林田さんの言ですが、そんなことしたら年齢世界が楽しめなくなりそうだなぁ。
 やるならwikiで適当にやると良さげ。
 ところで他の人はともかく、風野ドクターの年齢はS-Fマガジンの近況欄を見ればわかるのでは。
 関係ないけど、私はハヌマーンは知りませんでしたがアンドロメロスは知ってますよ。

[コンピュータ]lzwアルゴリズム特許の期限

 /.Jでも記事になってるけど、UNISYSの持つLampel-Ziv-Welchアルゴリズムの特許が(米国で)期限切れになるらしい。日本でも1年後には期限が切れることになるんだそうだ。
 サイトを開設してしばらくしたころ、gifは特許問題で使えないらしいっていう話を聞いて、少なくとも自分でgifファイルを作るのはやめてしまった(ちなみにさらにしばらくして画像を置くこと自体をほとんどやらなくなった)ことを思うと、少し懐しい。べつに今は、gifが使えるようになろうが、pngのままだろうが、正直どっちでもいいというところ。

6月 8日

[イベント]文化祭

 母校(高校ね)の学園祭があったので行ってきました。とはいっても、卒業してはや6年。現役で知ってるやつなんていやしないわけで、やっぱり来てた他のOBとダベったり、先生と久方ぶりに会って話したりでした。

[TV]爆竜戦隊アバレンジャー 第15話

 すげえ、今回も大暴れだ。
 敵はアヤメガネズミ。人間の頭にアヤメを咲かせる能力があるのだが、このアヤメでどうするかっていうと、なぜか梅雨前線を呼び寄せる。それは同時期であるだけで因果関係はないのでは……と思っていると、「やいやい、雨なんか降らしてどうする気だ!」という当然の疑問をレッドが呈する。そうすると「こうするのさあ」ということで、梅雨前線が火山になり、噴火でもって街を攻撃するという次第。もう意味不明でありまして、なんなんだろう、あの前線のマークが山に見えるねえというただそれだけのネタでした。にしてもメガネもネズミも、もはや何の関係もない。
 そしたら巨大化してからがまたすごいのですよ。前回登場した「ステゴスライドン」がまたまた登場。サーフィンできねえなあ、空中を飛ぶのかなあと思っていたら、おもむろにブラックが自分のサーベルを大地に突き立てるとあたりは水であふれ、津波が起き、サーフィンでもって敵を倒しました。っていうかこれ、確実に街を破壊してます! かなりイカンと思います。
 次週は5人目の戦士が登場。時期としてはいいところだが新キャラかあ。

6月 6日

[日常]コミケ

 今度の夏のコミックマーケット64にて、海外SF同好会アンサンブルがスペースを取ったようです。2日目、東O-60a「アンサンブル」だそうです。よろしゅう。

[TV]宇宙のステルヴィア 第10話「おかえりなさい」

 気になることがあったので一点だけ。
 超新星爆発で飛んでくる星の破片って、あんな岩石が含まれるのだろうか。なんかすごい岩石っぽい岩石だったけれども、あれだけの岩石を構成する元素が恒星に含まれていたり超新星爆発で生成されたりするものなのか、また宇宙空間を20光年を移動するうちにそれらは岩石になるのか。どんなものなんだろう。
 個人的には、「セカンドウェーブ」ってのは遅いスピードの荷電粒子とかプラズマとかいったものっていうイメージを持っていたので、あんな風に岩石が飛んできてそれをビームで迎撃するのは「ちょっとなあ」と思ったんだけど、実際のところどうでしょう。

6月 4日

[読書]荻野目悠樹『デス・タイガー・ライジング[1] 別離の惑星』

 どうでしょう。
 二重太陽系マサ・キティでは、1000年ごとに太陽同士の大接近が起きる。それぞれの太陽(アルファとベータ)には人間の居住できる惑星があって、この〈夏〉と呼ばれる現象になんとか対処するべく、相手の星へ侵攻を試みる……というのが粗筋というか舞台設定。まあ、要するにスペースオペラですわ。
 設定がそれなりに作られていてまあまあいいし、とりあえず読みやすい文章だし、お話もそれなりにちゃんと仕込まれている感じ。割といいんだけど、突き抜けたところがまったくないっていうのが正直な感想かなあ。なんか10年くらい前のスニーカー文庫とかには、こんなのが溢れていた気がしますが今はどうですか、ないんじゃないですか、だったらこういうのがあった方がいいんじゃないですかというか。中学生が読んでみるにはいいんじゃないかという感じで、装丁とかを見てもそんな気がする。口絵もあるし。
 個人的には、折角のこの「夜きたる」というか『最果ての銀河船団』というかな設定なんだから、どっかでひっくりかえるくらいの大ネタを披露していただきたいところ。このままでも読んで悪くはないけれど、そーゆーのを期待したい。
 ところで『マルドゥック・スクランブル』もそうなんですが、作者紹介のところに作者自身のサイトのURLが載ってるのは新鮮でした。

[日常]14Tシャツ

 やべえ! ああああありあがとう齋藤さん。あなたのおかげで買いそびれずにすんだ。

6月 3日

[日常]キャラミル

 ちょっと前にもまたやった「キャラミル研究所」のページが更新されて、「ツキアイゲノム2」になってました。
 結果は「ナイト/インスペクター/リアリスト_COOL」といったところ。インスペクターだけ他と矛盾してるような気がしますが、まあまあ当たってるような気はしないでもないです。
 まとめると、「仲間と協調できる人」(ナイト)だが「周囲に疑問を投げかけまくり、あーでもないこーでもないと言い」(インスペクター)、「結局は情報や事実に基づいて合理的に判断する」(リアリスト)人。ちなみに人は人、カモメはカモメ(COOL)。なんかすげー嫌なやつですな。

[読書]冲方丁『マルドゥック・スクランブル The First Compression――圧縮』

 舞台は先端科学が禁止されたマルドゥック市。ただ、その有用性ゆえに存在が許されている科学兵器や、その開発者がいる。彼らは、事件を解決しつづけることで自らの有用性を証明しなければならない。そうでないと廃棄されてしまうのだ――。
 というのが基本設定。物語は少女娼婦バロットが賭博師シェルによって殺されるところから始まる。そして科学の力で復活するバロット。そしてバロットと委任事件担当官による対決が始まる。
 ってなところ。委任事件担当官ウフコックと、ドクター・イースターの二人組、その元相棒で敵に回ってるボイルド、というキャラクター設定と配置が見事。終盤のウェルダン、レア、ミンチ、ミディアム、フレッシュの5人組との対決は異様な高揚感がある。
 とりあえず――次巻に期待。
 冲方丁, マルドゥック・スクランブル The First Compression――圧縮, 早川書房(ハヤカワJA721), ISBN4-15-030721-0

[読書]S-Fマガジン7月号

 「すべて20代の作家によって書かれた」という「ぼくたちのリアル・フィクション」特集の号。うーん、でもこの内容なら前号の予告通り「ぼくたちのサイエンス・フィクション」でも良かったような……。
 冲方丁「マルドゥック・スクランブル"104"
 超おもろい。上の長篇の感想がどうにも煮えきらないのはなぜかってーと、こっちの方が個人的には好きだから。短編好きってのがあるからかもしれません。いちいち良いのですが、ホテルが次第に買収されていくあたりの馬鹿馬鹿しさと緊迫感が素晴らしいです。文句なし。+3
 元長柾木「デイドリーム、鳥のように
 うーん……。大事な何かが書かれていないような印象。何かすごく「だからどーした」感が強くて、すくなくとも「小説の新しい表現形式を予感させ」はしなかったな。足りないのは切迫感というか圧迫感というか、手触りのような何かかもしれない。それは作中の「要するに世の中の鳥を上空からマッピングするようなもの」という台詞に対応づけされるのかもしれないが、そうであったとしても僕には合わない。-1
 吉川良太郎「ぼくが紳士と呼ばれるわけ
 いかにも吉川良太郎な感じ。さらっとSFになったり、「紳士のアル」とかいったあたりのくすぐりも、ちゃんとS-Fマガジンの読者層を見ながら書いている、気がする。出来としては悪くない。±0
 西島大介「ジョージ・アダムスキー連続体
 いいね。+1
 長谷敏司「地には豊穰
 「今号で最も個人的に押したい作品」だったらこれ。面白さを感じるんだったら冲方の方が上ではあったけど、あっちを誉める人はたくさんいそうだもんな。
 経験伝達言語ITPによって、熟練者の技術がそのまま素人に導入できるようになった未来。ただし、ITPは受容者の文化が問題となる。これは、そのための文化用の「調節接尾辞」の開発を行う男たちの物語。
 なんかね、僕は勝手な外野の身分なんだけど、文字コード問題とかいったものと割と同質なものに読めるのだ。問題の扱い方もいいし、これは面白いですよ。いちばん「S-Fマガジン向き」な感じで、特集の主旨とは離れるかもしれないけれど。
 ただ、こんな話で「特徴的日本人」なんて言葉をあまり気にせず使ってしまう不用意さは大きなマイナス。でも個人的には好きなので+2
 神林長平『膚の下』[26]
 谷甲州『パンドラ』[30]
 どっちも大した進展なし(いや、『膚の下』の方はあるか)。この連載、いつ終わるんすか。どっちも-1
 横山えいじ「おまかせ!レスキュー」[61]
 標準的な「おまキュー」。いい感じ。+1
 今号の「リーダーズ・ストーリイ」はありがちなネタだけどけっこう好み。この手のネタは短編くらいの長さにしてまとめると味が出ると思う。あと「てれぽーと」欄のロゴが変わったなあ。前のしか見たことなかったので、ちょっとびっくりでした。

6月 2日

[コンピュータ]emacs-wiki

 ちょっと面白そうですが、Emacsの人もよくやるなぁシリーズですね。Emacs上でWikiをやるという、誰がどう見ても無茶なとりくみ。どれくらい無茶かというのを Windows な人のために噛み砕いて説明すると、秀丸のマクロで Wiki を作りましたって言ってるようなものだと言えばわかっていただけるでしょうか。コラボレーションは事実上不可能なんではないかという、Wikiとしての意味があるのかどうか不明なものです。一応、外部からアクセスすることも(そのモジュールを入れれば)できるんですが、いちいちEmacsが起動して処理するというなかなか物凄い仕様になってい(るよう)です。
 ただ、Wikiのマークアップ言語はそのまま使えるし、それをHTMLにも変換できるので、それなりに便利とは言えるかも。日付名のファイルを生成してくれるというモジュールもあるので、日記作成支援にもなるかもしれません。というか、実際に日記を書いていらっしゃる方もいます。
 や、僕はやりませんけどね。常識的にはChangeLogメモみたいな使い方になるのかな。正直、ここまでやる気にはなれんなぁ。

6月 1日

[日常]自転車で横浜

 自転車漕いで横浜まで行ってきました。ぶらぶらしてCD買って帰ってきただけ。にしても横浜って自転車に優しくない街だよなぁ。すくなくとも歩道橋にはスロープつけてほしい。がしがし引きずって階段を登り降りするのは、なんだかタイヤに悪そうだ。

[TV]爆竜戦隊アバレンジャー 第14話

 なんかトラウマ克服話としてはイマイチな展開でしたな。それにしても、カレーを入れるあの器に満杯の納豆ってのは、食える人間でもかなりイヤだと思うのですが(あれ「恐竜や」のメニューなのかな)。
 新爆竜、ステゴスライドン。ステゴザウルスのフォルムで、どんな武器になるのかと思いきや、すぱっと左右に割れてサーフボードになりやがりました。ちょっと予想もしなかった展開で、そこが割れるのかよ〜って感じ。だいたい「完成! アバレンオースライドン!」って乗ってるだけじゃんか。なんかあんまり登場しなさそうだし。
 敵を倒したら津波も消えちゃうのもいかがなものかと思うなあ。爆竜の卵をみつけた少年の扱いも悪いし、全体的に大味な感じでした。もちっと上手くできたのではないか。

[TV]仮面ライダー555 第17話

 キノコを先週やっつけとけばまだしもこんなに展開がもたつくこともなかったんじゃないかなという感じ。必殺技連発はめちゃくちゃ卑怯だと思います。普通さあ、必殺技って使ったら次に変身するまで使えなかったりするじゃん? 特にファイズなんてわざわざチャージしてから使うわけですよ。できるにしても次はチャージに時間がかかるとかさ、そういう展開が欲しかったです。普通に必殺技使ってたのには呆然としました。原則的には、ファイズこと乾巧の戦士としての成長がここでは描かれていたのだと思いますが、あんましそんな感じはしなかったな。ジェイがただ単に負けただけ、というか。
 それにしても草加くんがすっかり忘れられているのにはちょっと哀れをさそいました。あと家出少女は早くいなくなってほしいです(今週で終わりなのかなあ)。

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