2001年8月後半
もう修正しましたが、上遠野浩平のは『私は虚夢を月に聴く』でした。誤って『私は虚夢に月をに聴く』と記述してました。
いやあ、「月を聴く」なんて表現はおかしいなあ、とは思っていたのですがね。前作『僕らは虚空に夜を視る』をひきづってしまった。まぎらわしいタイトルつけんな。って僕が悪いですかすいません。
でもこのマチガイはありがちという気もするなあ。くやしいのでgoogle検索をかけてみたところ、両方とも0件でした。新刊なのであたりまえですね、ははは。
上遠野浩平『
私は虚夢に月を聴く』読了。うーん、まあまあ、面白かったっす。という以上の評価というか共感を覚えない。上遠野浩平という作家は、15の時分にでも出逢っていればこちらの考えもずいぶん違ったろうけれどなあ、とつくづく思う。それとも、15の時分にもこれ以上の感覚を覚えることはなかっただろうか。
関係ないけど、『(書名)』読了、って決め台詞から入るのは、どの辺りのコミュニティのやりかたなんだろう。僕は
SF系日記更新時刻の誰かを真似したんだろうけれど、はてさて、それは誰だったか。そして、誰が創始者なのか。あまり他のコミュニティで本の感想を読むときには見かけない表現だ。
このやり方は、普通なら『○○』を読んだ、これは××の作品で〜と、ごちゃごちゃ文章をつなげなきゃならないところを、「読了」と一言で収めることでその辺りの部分を省略し、作品の感想または紹介をここから始める、ということを読者に伝えるという機能を持つ。ちょうどいいところに
一昨日の冒頭というサンプルケースがあるので、今日の冒頭と比較してみよう。
ただ、それがそうと了解しているような人(つまり「コミュニティ」の「内側」にいる人間)には読みやすい表現だろうけれど、そうでなくて、例えば書名で検索をかけてたまたま来たような人は、どうしてこういう表現を使っているのかわからなくて戸惑うだろうなあ、という気もする。
だから、というわけでもなくて、単純にいつもいつもこの表現ではつまらないという理由もあるのだけれど、まあ個人的にはこの表現ばっかりにするのはやめよう、と思っている。
それでも使っちゃうのは、この表現が実に楽だからですね。
冬樹蛉さんの
日記が現実世界と時差を生じていて、いろいろ大変なんだろうなあ、でも日記のネタ書くのも大変だよなあ、と、かれこれ数ヶ月は思いながら読んでいたのだけれど、とうとう
日記にとっては未来のはずの事象を書いてしまった。書きたくても書けない。書いたのをアップするころにはもう古いネタになってしまっている。そういうジレンマがあったんだろうなあ。それともこれは、そういう現状をナナメに見た確信犯的なネタなのか?
成功したらしいですね、H-II Aロケット。昨日「ちょっと苦笑」などと書いたのは、決して他意はなかったんですよ。いやいやマジで。いやー、今日の予定になったんでしたっけねえ、打ち上げ。本当に忘れてみました。ま、結果オーライってことで。
ところでこのロケットは「えいちつーえー」と読むんだと思っていたのだけれど、NHKの人たちは揃って「えいちにえー」と読んでるなあ。どっちが正しいんですか。
大学からはやめに帰宅したはずなのだが、なぜかフリーセルばっかしやっているうちに時間が過ぎた気がする。不思議だ。
SFマガジンを、とりあえずブリンの小説2本とインタビュウを除いて読み終えた。なんかこのまま躊躇してるうちに来月号が出そうだ。やっぱいっそ読んでしまうか。ま、とりあえずそれ以外の諸作品について、感想。
ひかわ玲子『
エデンに還れ』は、微妙。冒頭、1ヶ月空いていることを意識しての説明だが、ちょっと説明過剰と感じた。あと説明の仕方が趣味じゃない、って印象を受けた。ストーリーは2回目にしては随分と進展してる気がする。ということはこれからもっとずっととんでもない方向に突っ走ってくれるんだろうなあ、と期待することにしよう。個人的にはまだなにか足りない気分。
神林長平『
膚の下』は、静かに、しかし急激に物語が転回しはじめていて面白い。慧慈軍曹は、前半6回でさんざ考え抜いて、ここ数回で熟慮を深めた上で、ついにある境地に達した、というところか。テーマの運びかたはやはり上手かったなあ。あとは物語を収束させるだけだ。さあ、どうなる。どうする。
谷甲州『
パンドラ』も同じく9回目なので、そろそろ話を収束にかかっている。けれども、結局何がなんだかわからない。いまだに全体像をつかめないのはなぜだ? 前半のあたりはあまり記憶にないからなあ。読み直すべきだろうか。
草上仁『
幻獣』。よくある話、というか。草上仁という作家は本当に、SFマガジン誌上で、小粋な佳作を量産している印象がある。オチはわかってしまうのだが、とにかくこの素人ハンターのサマーナイト氏の描写が楽しく読めた。
今号、宇宙作家クラブのページと鹿野司「サはサイエンスのサ」の両方で「今月号が出るころにはH-II Aが上がってるはずと記述していて、ううむ、とおもわず唸る。
今号のリーダーズ・ストーリイは面白かった。さすがに枚数の関係でつめこみすぎの感があるので、この欄むけの投稿じゃなければ、もっと長くして、短編の長さで楽しみたい。
……ということをハガキにしたため、早川書房宛に送っててれぽーと欄に載れば、SFマガジン贈呈してもらえるんだよなあ。うーむ。なんか労力を間違った方向に向けているような気もするぞ。
テキストサイト管理者に100の質問、なるものが流行っているらしい。なるほどちょっと面白そうで、この回答を載せとけばわかりやすい自己紹介になるなあ、などと思うのだけれど、不思議なことにこの質問って、サイトのどこを見ても、その意図も、どうやって質問者に答えればいいのかも、よくわからない。
回答を書こうかとも思うが、どーしよっかなー。
大いに遊んだあとは、大いに勉学に励まなければならない。かどうかは知らないが、やらなきゃいけない仕事量が同じなら、遊んだらその分はどこかでリカバーしなきゃならないわけで、今日にそういうリカバーをしてきた。
SFマガジンを読み始め。ブリンは全然読んだことがないので、今号の特集の扱いに困っている。いい機会と捉え、この際にせめて《知性化》シリーズくらいは読んでおくか、とも思うが、過去の自分の実績を考えると、そう言ってちゃんと読んだためしがない、という気もする。さてどうしよう。
そういえば
昔、積ん読状態だったルーディ・ラッカーを読むことを決心したわりには読んだのは『ソフトウェア』だけだったという実績も……。世の中はままならぬものです。
昨夜はどういうことかという説明が一切抜き、というあたりがさすがに酔っていたようです。面目ないというかなんというか。
SFセミナーの方々と、あれはSF大会おつかれさまの集まり、なんだろーな。あとはみらい子さん柴野拓美賞おめでとー、ほか受賞おめでとーの集まり、ということか。
というわけで、みらい子さん宅で呑んだりしていたなかで、PCをお借りしてやった更新が昨日、というわけなのです。ややこしいね。
でまあそれでカラオケに行ったりしたあと、泊まり、今日は今日でやはり疲れながらも大いに遊んでおしまい、という日常なのでした。
帰宅してから設定をいじっていたら、netscapeが立ち上がらなくなってしまった。winでやれば良いので、ブラウジングに問題はないといえばないけれど、これは困ってしまったぞ。どーして急にライブラリが古くなってしまったんだ、戻すにはどうすれば良いんだ。
というくらい。帰りがけに本屋でSFマガジン、他書籍をけっこうたくさん購入。
本日は、SFセミナーの皆さま方と、打ち上げ。でも何の打ち上げだろう。なんか盛り上がっているので口出しできないや。
今年のセミナーの録画したビデオを見たり、大いに語り合ったりした。面白いけど、なかなかこういう事を書くのは難しい。
そういえば日記を更新できない間に『ハリー・ポッターと賢者の石』を読んだ。すごい今更ですね、ははは。
読んだ感想としては、面白いですね、という感じ。確かに面白いと思うし、読みやすいし、よくできた作品で、小学生のときに読んだファンタジーを思い出したよ。エンデの『はてしない物語』とか、ル・グウィンの『ゲド戦記』とか。
でもちょっと思うのは、ああいう児童ファンタジーは、どちらかといえば教条的というか、少年のビルドゥングスロマンで、教育的な「におい」がしてるものですが、ハリー・ポッターって、ぜんぜんそういう「におい」がしないですね。その辺りが、「大人のための童話」となったところであり、やはり子供が夢中になったところなのかなあ、と思うのでした。
長らくお待たせいたしました。復活しました。といって、どれほどの人が待ったり心配してくれたのかはよくわかりません、が。
経緯をちょっと説明しましょう。8月22日、東京には台風が近づいておりました。本来なら大学に行くべきなんですが、これから台風が直撃するであろうという予測を立てた僕は、大学には行かないことを決心したわけです。で、家でゴロゴロしてるのも芸がないので本を読んだりビデオ見たりして休日を満喫したわけですが、そのうち、設定をほったらかしにした自分のPCを思いだしました。
前にもちょっとだけ書いたのですが、容量の大きなハードディスクを購入いたしまして、その設定をしようかと。個人的な気分から、古いハードディスクの方をデータ領域として活用し、新しい方に新たにシステムを組み直す、というのだから大変でした。それもまあ、windowsなら大して時間を取らないのですが、Free BSDの設定をやろうという決心がまた大変で。
けっきょく今日まで、ダイアルアップの設定ができず、このサイトはFree BSDから記述しているために更新ができなかった、というわけなのでした。windowsの方から、ネットサーフィンはできたんですけどね。
で、その間いろいろあったのですが、まあそれはおいおい書くとして、今日はとりあえず今日のことを。
今日は、
慶應大学と
東洋大学のSF研が集まって、合同読書会というのをやってみたのでした。今回で3回目となるコレですがしかし、なんか慶應側が仕掛けた2回はやわらかめのヤングアダルト(最初が僕の主催する青木和『イミューン』、今回が古橋秀之『ブラックロッド』)なのに対し、東洋大の方の方は正統的というかなんというかだった気分ですが(山田正紀『神狩り』)、どうなんだろうなー。
今回は、開催前にちょっと不穏というか面白いというか、まあ不安要素があったりしたのですが(まぁ要するにウチの若いモンが東洋大を挑発した、ようなもんです)、蓋を開けてみりゃナゴヤカに普通の読書会でした。
いや、考えてみりゃ読書会じたいが久々だったんですが、楽しかったですね。やっぱりたまにはこーゆーことをやっておかないと、よろしくない。
といったところで。
なんだか大学に行っても人少ねえなあ、と思ったら、どうも台風ですか。こんなことにも気づかないなんて、なんか俗世から隔離された感があるなあ。まぁそーゆーワケではないけれど、今日はとくに用事もなく、はやめに帰宅。
せっかくはやめに帰宅したので、
卓上ゲーム評を更新した。
先日書いた
Witch Trial。いや、面白いゲームだった。
それから、やっぱり独立したページを書いていると、どうも今の背景が目に痛く感じられてしまったので、色を薄くしてみた。これで見易くなってくれれば幸い。
ついでに、Netscape6やIEで見ると、日付けと本文の間がくっついてしまっているので、離してみた(つもり)。さて、上手くいきますか。
そうそう、ネタを発見したのに書くのを忘れていた。あわてて追記。
なんか Read me! Japan の日刊ランキングを見ていたら、「向井」というサイト名をもつサイトを発見してしまった。中身は個人的には一番嫌いなタイプの個人サイトなので、リンクを張ることはしないけど、自分の名前がサイト名に使われているという違和感というか居心地の悪さに、妙な面白さを覚えたものである。
SF大会で、自分はほかの場所で仕事をしているためにどうしても行くことができないが、絶対聴きたい企画があった。「SFとのセカンド・コンタクト」――瀬名秀明の企画がそれ。というわけで、企画を担当してる
のださんに極秘に録音を頼んでいたのだけれど、それを今日聴いた。
うあー、これはその場にいて発言したかったなア、というのが first impression。ちなみにこれは瀬名さんご自身が、あとでテープ起こししてwebで公開するんだそうで、僕自身は聴くだけでとどめますです、はい。自分の意見を載せてファンジンをつくる、というのはアリかなぁ。
で、その「発言したかったこと」を書こうかと思うのですが、どう書いても長くなりすぎる、という問題点があるので、それはやめることにする。申し訳ない。
そういえば
昨日はつい習性のように謝ってしまったけれど、
安田ママさんはけっこう好意的に日記でとりあげていただきました。よかったよかった。
ちなみに言うと、僕があの企画をやっていて面白くなかった、ということはないのですよ。周囲が(というかステージの大日本vsフランスファイブが)うるせえ、というくらいで。
僕は楽しかったけれど、「ネット系SF者オフ会」という括りでやってきた人達はあれでよかったのか、とか、わざわざ誘ったのに銀河通信オフ会としてもあれでよかったのか、という意味での反省です。
……僕は誰に言い訳してるんだろう?
第40回日本SF大会SF2001終了しました。疲れたし、スタッフであるがために好きな企画を見ることもできなくなってしまったのだけれど、でも終わってしまえば楽しかったぁ。
そういえば、いるのかどうか不明ですが名刺交換で僕の名刺を入手し、そのURLをわざわざ打ち込んでここまで来てくださった方、僕は向井という者です。よろしく。
大会に関するレポートに関してなんですが、今回はちょっと書く気になれないでいます。やっぱり、スタッフで仕事した、というのもあるし、実はちょっとサボったりポカやったりしたので書くのがちょっと……、というのもあるし、面倒だし長くなるだろうし、ということで。ただ、二三、書いておかなければならないことがありまして。
安田ママさん、ダイジマンさん、ネット系SF者オフ会は、あんな調子になってしまいました。申し訳ありませんでした。僕が前に出すぎましたかね?
それから読んではいないでしょうが牧眞司さま。いや本当に申し訳ありません。面目次第もございませぬ。細かいことは他の読者には秘密でありますが、とにかく謝っても謝りきれぬ。
というところで、では。
なんだかんだ言って、帰宅できました。でも書くことないなぁ。
明日はSF大会の準備。いよいよ迫って参りました。
というところで。