例の松浦さんとこのやつについていろいろと書きたくはなるのだが、打ち上げに成功したからといってあの映像が捏造ではないということにはならない的なことを書いている人がいてのけぞった。後半部分については、個人的には「わが国」とかが会話に出てくる人物は好きではないので松浦さんもそういうことはもう少しやめた方が嬉しくなるのだが、いずれにせよ他人にあれこれ指図する筋合いの話ではない。
あたし彼女、読破した。といってもざっと一通り眺めただけだが。内容はどうということもないが、あの文体は著者本来の文体(あとがきからの推測)とも違うようで、意図的に選択されたものなので、だとすればどうでもよいことではあった。男のパートはもっと書き分けた方がいいと思うが。ともあれ、あれについてこれ以上の何かを語るのは『ケータイ小説的』を読んでからの方がよさそうだ。あと「現代語訳」というやつを見かけたのだが、あれは抄訳とかそういうやつじゃないかね。
月曜は仕事をはやめに引けて三省堂のトークショー。意外にもSF方面の見知った顔が少なかった。
http://www.kmonos.net/wlog/89.html#_1729080930 それは日本語でいうところの「ナンクロ」というやつではないでしょうか。
フラッシュを見てみたけど、ルールは同じでも日本語のクロスワードと英語のクロスワードは解き味がまったく違うといっていいほど異なり、同じようにナンクロもぜんぜん違うといってよさげ。
そういえば小女子の人の件だが、「当人の意図はともかくあれはアートパフォーマンスと考えるとわかりやすい」という鹿野司さんの話が個人的には一番腑に落ちる……ってmixi日記だけでブログには転載されていないようだ。日記じたいは全体公開なので皆さん適当に探して読んでください。
http://www.youtube.com/watch?v=jf1y9s73Nos
知り合いに教えてもらいました。
主張はごりっぱですが、あんなフィンランドに対する無知を露呈している輩に外交力があるとは片腹いたい。
暗殺者集団の内部抗争アクション。
千年前から続く秘密の暗殺者の集団に裏切り者があらわれて……という設定の場合、ふつうはもうちょっと世界平和とか人類や地球の危機とかが出てくるものですが、そういうのが一切ない潔さ。シンプル・イズ・ベストな怪作であります。
というわけで見所はストーリーにはなく、やはりアクションとSFXてなことに。登場人物たちは全員、なぜか銃弾を自在に曲げるというホル・ホースみたいなスタンド能力の持ち主で、作中では銃弾が「くいっ」と曲がる描写が出てきてカッコよく、さらに「能力者」同士の対戦では戦いのさなか銃弾同士が正面衝突して打ち消しあったりして、そうした描写がたいへんによろしい。でもオレ絶対最後はモーガン・フリーマンも参戦すると思ってワクワクしてたんだけどな。そこは心残りです。
知り合いのなかにガン・カタを引き合いに出してラストのガンアクションを評価している人がいたのだけど(いや確かに『リベリオン』のクライマックスに匹敵するアクションではありますが)、個人的にはむしろ、あのカーアクションが素晴しいと思いました。「車はそうは飛ばねえだろ!」というツッコミをする気すら失せる素晴しさ。アイムソーリー。
カーアクションで殺したときの暗殺対象の、わかりやすいワルモノっぽい描写も込みで素晴しい。
ところで作中、主人公が自分の凡庸さを示すために自分の名前でぐぐって「no results」を叩き出すんですが、むしろ同姓同名の人が出てきたり、何かの名前リストの誰かの姓と名にたまたまマッチすることの方が多くない?とか無粋なことを思ったのですが、帰宅して検索してみたらそういう名前の作家がヒットしました。世の中そうそう上手くはいきません。
英語を書く。必要に応じて書かねばならない。というか、本当はもうちょっと前に終えていたつもりでいて、ちょちょっと見直して終えればオッケーぐらいのつもりでいたのだが、改めて見直したら、終えていたどころかぜんぜんだったということがわかって焦る。
折しも先週、「みんな夏休みの宿題を9月に入ってから始めるタイプでしょ」とエラソーなことを言い放ってしまったばかりである。こまった。しかし、こまっていても状況は一向に良くならない。ずっと自分は「夏休みの宿題を7月中に終えておく」タイプだと思っていたのだが、どちらかというと「7月中に夏休みの宿題をそれなりに終えておくが、実はぜんぜん完了していないことに8月末ぐらいに気付く」タイプだったのだということがわかった。わかって思い返してみれば、中学、高校時代にもそんな体験が多かったような気がする。
やっとこ終えて時間があったので『ウォンテッド』を見る。これは傑作。感想はあとで書く。
あと、未読だったので岸本佐知子の『ねにもつタイプ』を読む。面白い。『気になる部分』もよかったし、翻訳についても『変愛小説集』が面白かったので、きっとほかの訳も面白いだろう、ということでとりあえずニコルソン・ベイカーの『中二階』を買ってきたが、まだ読み始めていない。
いろいろ考えたが(ホントに?) classic を買った。新しい nano にはさしたる魅力を感じないし、 touch は iPhone があればいらないので、となれば classic が唯一の選択肢という気もする。そのわりに今んとこ使用率はぜんぜんだけど、容量が大きいとなんとなく安心だ(この辺はオールドタイプな感覚という気も)。あとアルバムアートワークをもっと充実させられるかな。今、ほとんどのアルバムが空なんですよね。デフォルトだと存在しないやつばっかりなので。
それにしても新 nano のキャッチコピー、英語版の「nano chromatic」なのが日本語だと「nano、色いろ」なのはどうかと思った、色々と。
ついでにノイズキャンセリングヘッドホンというのも買ってみた。わりと長いこと使っていた、巻取式で耳にかけるタイプのコンパクトなイヤホン(ああいうのでもヘッドホンというのだろうか)がついに断線し、片耳しか鳴らなくなってしまったので買い替えることにしたのだが、つい先日、同僚がノイズキャンセリングを自慢してたので気になってたという次第。
ノイズキャンセリングが独特の不快感を催すという人もいるようだが、個人的にはさほど気にはならないという気がした。ただ、ヘッドフォンが両耳を抑えつけるタイプの構造なので頭が痛くなる、気がする。というか、装着していてもともと耳が大きいのでヘッドホンは苦手だったことを思い出しましたよ。かといってイヤープラグは嫌だしなあ(←ワガママ)。
しかし、まあ、これで車通りの激しい道の脇を歩いてても podcast がふつうに聴けるようになったですよ。
さてウワサの iTunes の新機能 genius だが、ぼくも試してみることにした。最初にライブラリのデータを集めて Apple に送信するのに少々の時間を要したが、いったんそこのところを完了すれば、あとはともかく、曲をマウスで選択すればおすすめが出てくるし、右下のアイコンをクリックすれば、選択した曲をベースにしたプレイリストが自動生成される。いくつかプレイリストを作成してみたけれど、なるほどこれは面白いんじゃないでしょうか。
けどなあ、カバレッジが低すぎますよ!
いろんな曲を選んでみてもことごとくおすすめが出てこなかったり、プレイリスト作成に失敗したり、というのが頻出します。おすすめが出てこないのは、そのアーティストがたとえば iTunes Music Store に一曲も出してない、といった理由だろうとわかるんですが、プレイリスト作成も iTMS を使ってるんですかね。もっとも同じアーティストでも曲やアルバムによって作成できたりできなかったり、条件はいまひとつよく掴めません。出るリストがいくら面白くても、ねえ。
聞くところによると米国の iTMS は音楽が充実しているそうだから、米国でふつうの楽曲を聴いている人とかだともっと面白いんでしょうね。ま、今後に期待、ということでオフにしましたとさ。
巷ではすでに 1% を超えたとか 2% を超えたとか、いやうちは 5% だったとかいう chrome のシェアですが、 jmuk.org で調べたところでは、2.5%ぐらいでした。
IE6 >>> FF3 > IE7 > (超えられない壁) > Opera > FF2 > Safari > Chrome
な感じ。しかしなんだね、 UA の集計というのも久し振りなんですけど、こうして見ると Firefox の 2 から 3 への移行ってかなりスムースに行ったんですかね。そっちの方がスゲエと思いました。
サイト全体ではなくこの日記だとちょっと比率が変わり、
IE6 > FF3 > IE7 >>> FF2 > Opera >> Safari > Chrome
ぐらい。 Chrome シェアは 1.5% ぐらいに落ちます。まあこちらはアクセス数があまりにも少ないのであまり有望な結果にはならなさげ。
さて?
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/iphone-b84c.html
日本語入力については、ふつうの携帯端末より優れているとさえ言えるんじゃないかと思います。案の定、「動きがもっさりする」とか「連文節変換」とかいった根拠をもとに非難してる人がいるんですが(でまあそれは真だったりするんですが)、個人的にはそこはそれほど致命的な問題ではないという感じに思っています。
http://www.youtube.com/watch?v=WQUiXQP5tu8 発売前に出て噂になったこのビデオでも紹介されていますが、「長押しして上下左右に出る」「押しながら指を動かすとその文字が入力できる」という操作がとても快適です。オレがふつうの携帯電話のテンキー入力に慣れてないというのもあると思いますが、 iPhone のテンキーは相当高速に打鍵できます。っていうか、オレはもう「同じキーを何度も叩く」というあの馬鹿らしい操作に戻りたくないですよ。
……まあ、確かに打鍵してもプログラムが固まってることはあります。ただ、実際に固まっているのは基本的に描画部分だけのようなので、その間もタッチしていれば文字入力は処理されてます。レスポンスが遅いのはかなり残念で、入力してから1、2秒待たないと予測入力のウィンドウが表示されないこともよくあります。それでも今はいきなり落ちたりしなくなったので、もう本当に致命的な問題ではなくなった(でももっと改善はしてほしい)というあたりが個人的な印象。
それと、たぶん増井さんが「いらない」といったためによく非難される連文節変換ですが、これは私もいらないと思いますよ。ただし、 iPhone の辞書は複合語に弱いので困ることがあります。たとえば「科学未来館」と入力したいとき、そういう単語があるか事前に知ることは困難なので、「か」と入力したときに「科学」で確定してよいのか、もっと入力したほうがいいかわからないということです。複合語は連文節変換を実装することで解決可能な問題なのですが、同じ問題ではない。複合語に対応するだけなら文法知識を利用しなくて済むので、ずっと簡単に対応できるんじゃないかと期待してます。それに、この辺はふつうの携帯電話でも一緒じゃないかなぁ。
ごちゃごちゃ書きましたが、 iPhone の日本語入力についての個人的な見解は3つに集約されます。
>
辞書引きが遅い。描画も遅くなることがある
>
複合語の問題でたまに困ることがある
>
でも既存の携帯電話よりずっと快適に入力できるし、速いと思う
ま、でも、確かにもっと改善してほしいなぁとは思いますけど。
ネットブラウズについても、最近は操作に慣れたのでだいぶ快適になってきました。
これは言っとかなあかんと思いますが、 mixi も含め、たいていのサイトのデザインは iPhone だと強烈に見づらい。何もかも小さすぎるんですね。たとえば、 mixi だと「ホーム」とかのナビゲーション用のボタンが小さく、互いに隣接しているので、慣れていても間違えてクリックしたりします。あとmixiは iPhone専用アプリをリリースしていますが、この出来栄えはガッカリもいいところなのはちとつらい。
で、「見づらいなー」とは思ってたんですが、この辺は拡大縮小の操作に慣れると、まあまあ悪くない。拡大縮小は例の指でつまんだりする操作ってことになります。もうひとつ、リンクじゃないところをダブルクリックすると、そのパートがうまく画面に収まるように拡大と移動をしてくれるんで便利ですね。あと、じっくり読みたいときは横向きにすると文字が大きくて読みやすいとか。その辺を習得すれば悪くないんですが、「なんでウェブページを見るだけのためにそんなメンドウなことに慣れにゃならんのだ」という人はいるでしょうし、そういう人には向いてないでしょうね。個人的には、小さい画面での操作というと何にせよこうした特殊な操作は必要であり、何らかの慣れが必要になるんじゃないかと思いますけど。
Google Reader とか、 iPhone 専用のデザインのサイトはかなり使いやすくて、この辺は巷に広まってる「ケータイ専用サイト」と同じですね。そんなわけで「iPhone 専用サイト」が出てきたりしないかなあ、出てこないかなあ、などと思ってましたがそういう機運がぜんぜん盛り上がらないのが何ともはや、という感じであります。アメリカではそういう動きはあるのかねぇ。専用サイトといえば、日本のケータイ専用サイト(モバゲーとか)のヘビーユーザだと、たぶん iPhone じゃ使いものにならないか、そもそもアクセスすらできないかもしれないですね。オレはそういうのぜんぜんやってないからなぁ。
こちらのまとめは、
>
慣れると悪くないよ
>
ふつうの携帯電話よりは良い
>
ただしケータイ専用サイト(モバゲー)とかのヘビーユーザなら諦めた方がいい
というぐらい?
以上をまとめて一般的に「買い」かというとそんなこたないなあという感じですが、興味があるなら選択肢としては悪くないと思いますね。個人的にはかなり満足して使っています。ひろゆきの意見は例によってシニカルで納得しやすいですが、「電話として使いづらいから持ち歩かない」というのは真ではない (人もいる)ってことかなぁ。オレも半ばモバイル Google Reader マシンとして使ってますし。まあ電話として使いづらいってこともないと思いますけど(特段使いやすいってこともないですが)。 EeePC などの超軽量小型PCと比較してどうか、というのは EeePC とかは持ってないので正直わからんという感じですが、あの辺とは用途の性格が違う気がします。電車の中で立って使うのと待合室の中で使うのの差、みたいな。
ところで、 iPhone て本当に「世界的なビッグウェーブ」だったのかなぁ。あれだけ騒がれたけど、最初の100万台売れた iPhone 3G のうち60万台はアメリカ国内で売れたんだそうですね。なんというか、売れてるとか売れてないとかいう以前に単に「アメリカ人が iPhone 好きすぎ!」ということに尽きる気がします。何で連中はそんなに好きなんでしょう。「それまでアメリカに全く存在してなかったケータイ文化的なものをいきなり提供したから」というのがよく描かれるストーリーですが。
美女と竹林
あっ、ブログと同じ文体だ!
内容は、なぜか荒れはてた竹林を任されることになった作者が、あまり竹林を伐採したり整えたりせずにうだうだと自身の竹林への思いを綴ったり、それとは無関係に本上まなみと対談して緊張したことなどが綴られたエッセイ。そんな雰囲気だから、文体が同じだというのもあるけれども基本的にブログの延長といった風に読める。やはりもちぐまを蹴飛ばしたり、締切次郎と闘いを繰り広げたりしているところもいっしょ。というわけなので、ああいう文体が好きならば楽しめるだろう。ところで、最近はブログも営業っぽい文章が多いような気がして少し寂しい。忙しいのでしょうかね。
読んでいて個人的によかったのは、『四畳半神話大系』の小津というキャラのモデルになったとおぼしき作者の友人(実在するらしい)をモデルにしたとおぼしき明石というキャラ。このキャラが単に読んでいて面白い、というのもあるが『四畳半神話大系』が好きなので、というふたつの理由による。うれしい再会だ(うれしいか?)