Archive for August 26th, 2008

DAICON7 レポート

Posted by 向井 淳 on Tuesday, 26 August, 2008
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  • 帰りの新幹線

  • DAICON7 新幹線編

    Posted by 向井 淳 on Tuesday, 26 August, 2008

    飲んでいたら細井さんが「東海道線が雨で止まっている」と教えてくれた。小田原のあたりが大雨なのだそうだ。これからなんとか飛行機のチケットを確保して関空から帰るか、新幹線で乗れるところまで乗るか、選択を迫られる格好になったが、飛行機は繁雑なので(この判断は後でちょっと後悔)ともかく急いで新大阪に行き、行けるところまで行くことにした。ちなみに大阪は晴れ、東京も雨は小降りだったから空路だと何の問題もなかったらしい。

    そんなこんなで新大阪に来てみるとノリは案外と軽く「遅れが出てますが今は運行は復旧しています」といった調子のため、気軽に20時37分発のぞみ50号の指定席を購入。軽い気持ちでホームで待っているとひとつ前の列車が来て、多少の遅れはあるものの発進していき、問題ののぞみ50号がホームに入ってきた。

    さっそく乗り込み、指定の席に陣取っていると、いくら待っても動かない。小田原の雨足が強くなって新幹線の運行が停止しているらしい。それでも何とか動かせるところを動かしてきたが、のぞみ50号が新大阪に来たところで東海道新幹線の各駅に新幹線が停車して復旧待ちという状態になってしまったらしく、ぜんぜん動かない。 mixi を見てみると、自分より何本か早く出た人たちが、ある人は浜松で、ある人は三島で、といった風にそれぞれの箇所で困っていて、情報を共有できたのはちょっと心強かった。

    さてどうするか、と少し考えたのだが時間的には関空の飛行機はもう終わってるしできることは何もない(後付けで考えると深夜バスのチケットを取るというのはありだったかもしれないけど)。やることもないので追い出されるまではこの席でねばるか、と決意し、本を読んだりたらたらと寝たりして過ごす。周囲は苛立っているというよりは状況を半ば楽しんでいるようなノリだったので気楽だった(まあ苛々する人たちは早々に降りて何か手を考えていたのかもしれない)。新大阪は雨は一滴も降っておらず「すごい雨なので進めません。復旧の目処は立っていません」といわれてもどこか対岸の火事のような雰囲気があったのも、よかったのかもしれない。

    さて、暇なのでweb上の天気予報をいろいろ見てみたが、確かに東海道の南あたりに低気圧が陣取っていて雨を降らせているらしい。しかも翌日になっても低気圧の位置はほとんど変わらず雨は降りつづけるということが書いてあってくらっとする。が、よく読むと翌日の雨は小降りなようだから、この夜中から翌朝にかけて雨足は次第に収まるはずで、その時点で動き出すんじゃないか、と検討をつけた。あとはそれがいつになるか、ということだが、このままホテルに帰って翌朝を待つよりはこのまま動く(か彼らが諦めて追い出される)のを待とうと決意した。

    そんなことをしているうちに0時を過ぎたころくらいか、ちょっと隙間が出来たのかともかく京都まで行く、というアナウンスがあって京都へ。それでまた京都でもしばらく停滞し、さて、京都で待っていると雨が「小康状態」になっているらしいという話になってきた。雨が弱まるのは思ったよりは早かったようだ。といっても小康状態でもけっこう降っていたようで、点検にそれなりの時間をかけ、けっきょく1時過ぎぐらいに新幹線は京都を出たと思う。

    この時点で席はまばらになっていたが、隣席には人が座っていて横になれない状態で非常にきつかったが、名古屋に到着した時点で残っていた乗客の過半は降りてしまった。まばらといってもそこそこ乗客がいる状態で「意外とみんなねばるな」と思っていたが、そうか名古屋までだったらねばれるよなあ……と納得。ともあれこれで隣席があいたので3席を使って横になって寝ることができた。寝転びながら「これで雨がまた急に強くなって脱線したら意識がないまま死ぬかな」などと思っているうちに熟睡してしまい、けっきょく「小康状態」がどの程度の雨なのかもわからず、気がつけばもう新横浜に到着していた。朝の4時前ぐらいだろうか。4時間46分遅れだそうだ。ところが新横浜では入れるホームの調整に手間どって時間をくっていたから、またちょっと寝るか、と横になって、まだ動いてないのか、と起き上がったら品川についていた。

    品川で降り、特急料金の払い戻しの手続きをしてもらい外に出る。もう空は白みはじめていて、山手線なら動いてそうな雰囲気だったが、疲れているのでタクシーで帰宅して3時間ぐらい寝て起きたら体力が快復していたので(やはり横になって眠れたのがよかったようだ)、ふつうに仕事に行きました。

    しかしなあ、「おうちに帰るまでがSF大会です」とかよく言うけど、「おうちに帰るまで」がここまでしんどかった大会も初めてでしたよ(笑)。月曜まで休暇を取っとくんだった。


    DAICON7 2日目

    Posted by 向井 淳 on Tuesday, 26 August, 2008

    朝起きたら気分がよろしくない。宿酔だ。

    先にさらっと「飲んだ」とか書いたがようするに飲みすぎたのだった。しかも起きたらもう9時半で、会場に着くころには1コマ目が始まっている。けっきょく会場には中途半端な時間につく。さてどうするか、などと考えていたが、よくよく考えると2日目は10時-11時半が1コマ目、12時-13時半が2コマ目、 14時-15時半が3コマ目という構造だから、2コマ目に出席しようと思ったら早めに食事を取る方がいいよね、ということで昨日と同じく会場1Fのカフェ。

    2コマ目は「日本SF全集」企画。眉村先生や森下先生の当時の思い出などが語られたり、例の「日本SF全集」についての日下さんから企画意図を説明されたり。 3コマ目は「SF翻訳者鼎談」でようするに2日目は山岸さんについてった感じだった(昼食時もいっしょだったし)。SF翻訳者鼎談はどこかの京都SFフェスティバルみたいな企画だったが、やっぱりこういう企画も聞かないとSF大会も締まらない(ウラの「すごかが」も聞きたかったんだけどなぁ。今年は長谷川裕一関係をことごとくパスしてしまった)。山岸さんのハロサマ旧訳と新訳の違いの話が面白かった。

    星雲賞。ひさびさにとてつもなく順当な結果。それにしても Science Fiction Awards Watch は反応が速い。脇で発表しながらSFM海外SF情報の細井さんが記録し、速攻で送付していました。個人的には国内長編の図書館戦争は「アニメか?アニメの影響なのか?」とか思いましたが(『MM9』が取ってほしかったなあ)、まあそんなでもないですからね。投票していないオレには何かを言う権利はあんまりない。『電脳コイル』の受賞では磯監督が登壇し、SFセミナーでも述べていた「SF=サイエンス・フェチ」説を主張(笑)。

    ところで特別賞が野田宏一郎名義なのは、作家・野田昌宏にではなく偉大なSFファンの先達に贈るからなのだそうです。

    というところで閉会したところで一部で連れだって飲むことにしたが、翌月曜から仕事なわけでさっさと帰ることにし、翌日が休みだったりする面々を後に残してさっさと帰る。

    のですが、まだ話は終わらないのでした。


    DAICON7 1日目

    Posted by 向井 淳 on Tuesday, 26 August, 2008

    会場が9時、開会式がはじまるのが11時という話だったので朝の10時ぐらいに行ったら異常に並んでいておそれをなしたのだが、単に受付の手続きが始まってないのだが停止しているのだかというのが理由らしく、動きだしたらスムースに受付を完了。今年もトートバッグにプログラムブックという構成。何か物足りないような気がしたのだけど、早川と創元の目録が入ってない! ショック!(笑)

    開会式は何のとどこおりもなくほとんど最速といっていい感じで個人的には気分がよかったが、「短かすぎる」という声も聞いた。あれくらいがいいと思うけどなあ。ただまぁ、初心者向けの説明とかいろいろ諸注意が欠けていたかもしれない。オープニングムービーは……正直どうかと思いました。ゲスト・オブ・オナーの小松左京先生はビデオメッセージ。ふつうの開会の辞かな、と思ったけど最後に「それでは皆さんお元気で」という挨拶をされていて縁起でもない。

    開会式が終了したら11時40分ぐらい、何人かで連れ立ってどこかに昼食に行こうかと思ったが、食べに行くところを求めてうろうろしているうちに時間が経過。12時からの初心者企画を覗きに(冷やかしに)行こうと思ってたので知り合いと別れて会場へ。初心者向けの企画はおおむね成功といっていいのでは。立ち見が出るくらい初心者がつめかけてスゲー、などと思う。

    しかし実際のところそんなにスゴくはないのだった。SF大会初参加者が多いのはその通りでよきことなのだけど、基本的に今年の会場の会議室はSF大会の企画をやるには狭くて、ほぼどんな企画でも立ち見が出るというすごい状態になっていた。なんせ「SF大会の開催方法教えます」といったいかにも客は多くなさそうな企画でも立ち見が出た(らしい)というから驚く。

    初心者企画を終えたあとでさすがにお腹がすいたので昼食に。けっきょく会場 1Fのカフェで食事にした。そういえば開会から1コマ目のあいだに1時間の隙間を設け、ふつうの参加者には昼食に行ってもらい、そのあいだに初心者ガイダンスをやるというのは正しいなあと思いましたね。でまあだらだらと昼食を取っていたらどこも企画部屋は埋まってしまって入れず、ディーラーズを巡回していろいろ買いそろえたりした。

    2コマ目は興味のある企画がいろいろあったので、企画開始まではあちこちをうろうろし、企画の写真などを撮影していたのだが、そうこうしているうちにどこも埋まってしまって入れなくなってしまった。やや空きのあった「SF落語を書く」という企画にすべり込んで後半を聞いていた。「ハナシをノベル!!」で SF落語(なのかな?)を書いている面々に話を聞くという企画で、当初のゲストの浅暮三文、北野勇作、小林泰三、牧野修といった面々に加えて田中啓文と田中哲弥が好き放題に語りあうといった風。本当に好き勝手に混ぜっかえしているようにしか聞こえないのだが語られるべきところはちゃんと語られているという好企画。面白いと思ったのは、落語家は話を勝手に組み換えるというところ。「ハナシをノベル!!」はストーリーを各作家が書いたものを月亭八天さんが話すということになるのだけど、もとのストーリーとは順番とか何もかも違ってしまったりしてすごいとか。いやはや面白そう。東京でやれば行く(と思う)けどなあ。

    3コマ目は「SF出版社のサイト運営」企画を楽しく聞く。案外と編集が自由にやっている雰囲気なのだなあと思ったり。ああいう会社だとなし崩し的に、特に決まった役職もなくいろんな巡りあわせで誰かがサイトを運営していたりしていて、手作り感のある話が面白かった。というか国書のあまりのフリーダムさには笑うしかない。

    あまり夜遅くならないうちに引けて、夜は知り合いと岸和田で飲んだ。