有川浩『空の中』
>こっちはスパッと面白いSF。
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>いや、もう、こう、実に正統的なSFを読んで、それがまた楽しかったもので、これは非常に良かった。
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>どこにも奇想天外なところはない。SF界の先端には位置しない。SFとしてもドラマとしても非常にオーソドックスなつくりだ。でも、だからこそこれが実に楽しい。こういうお話、好きだったよね。そして今もすごく好きだ。そういう良さがある。
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>ちなみに、477ページあって見た目もブ厚いですが、値段も高くはないし、文章は読みやすいので案外とさらっと読める。ただ、これこそヤングアダルトなお年頃に読ませたいタイプの本なわけで、そういう意味でハードカバーのゴツい装丁はちょっとイカンような気はしないでもない。
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>それから、これは作者の趣味らしいのだが、確かにすごく怪獣映画っぽい。実際、映像化もできそうだ、なるといいな……と思わなくもないが、まあ、怪獣映画にしちゃうといろいろ悲しいことになりそうだから、妄想でとどめておきましょー。
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>素直に面白い良作です。いずれ『塩の街』も読もう。
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