こうの史代『夕凪の街 桜の国』

This entry was posted by on Monday, 29 November, 2004
>…………。 > >上手く語ることができないので、仕方はないのだが、 >たださんの言 >の的確な文を引用するだけにする。 >
> >『はだしのゲン』とか「平和記念資料館」みたいな従来型の”原爆表現”は、誤解を恐れずに言えば「豪快な投げ技」のようなものだ。スパっと決まって一瞬で勝負がつく。投げられた方は何が起きたのかよくわからないが、とにかく投げられたことはわかる。 >
> >(中略)本書『夕凪の街 桜の国』は、いわば”高度な寝技”とでも呼ぶべき、新しい > > >原爆表現である。 >
> >寝技をかけられている間は、ともかく30秒、もがき続けなければならない > > >(関節技を除く)。そんな、「じんわり効いてくる技」の威力が、本書にはある。原爆表現につきものだった気味の悪さは控えめで、被爆者が体験の共有を求めてくるような強烈なメッセージ性もないので、気の弱い人でも再読に耐える。さらに複雑な構成(読書ノート参照)が、なんど読んでも新しい発見を呼び起こしてくれるため、純粋に読書体験として楽しいのだ。そして再読を重ねるうちに、読者は作者の主題を徐々に理解していく。 >
> >ともかくね、これはすごいです。 >

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