渡辺航『弱虫ペダル』

This entry was posted by on Saturday, 10 January, 2009

えーといままでここでは何も書いてなかったか。週刊少年チャンピオン連載の自転車(ロードレース)まんが、『弱虫ペダル』の4巻がこないだ出ました。

小学生のころからの運動音痴でおたくなヤツが主人公というちょっと変わったテイストのスポ根もの。高校に上がった主人公、小野田坂道は千葉の自宅から秋葉原まで毎週自転車で通っていた。その脚力に目をつけられ、同級生の今泉から勝負を挑まれるところから物語が回りはじめる。

1巻、2巻あたりの、おたくな主人公と周囲のギャップといったトボけた雰囲気もよかったけど、3巻あたりからだんだんアツい展開になってくる。というのは、3巻でようやく競技自転車部に入部した小野田はママチャリからロードレーサーに乗り換え、そこで1年生同士のウェルカムレースが開始されるのだが、1巻でママチャリvsロードレーサーという変速レースを演じた今泉と、2巻で登場したナニワのスピードマン鳴子といったキャラたちとの登山ステージ戦が非常に読みごたえがある。ってか正直なところ、連載で読んでいたとき、このレースのあまりのテンションの上がりっぷり(あと主人公の成長の速さ)に「このレースが終わったら連載が終わっちゃうんじゃないか」と逆に心配するほどでしたが、改めて読み返してみても、ここで終わっちゃっても何ら不思議はない異様なアツさが非常にヨイ。

もちろん、レースはアツいけどトボけた雰囲気が消えたわけでもないし、今後とも楽しみなまんがです。

弱虫ペダル: [1] [2] [3] [4] うーむ、書いてる時点では1巻だけ今んとこ在庫なしか

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