ところで前々から思っているのだが、「冥王星」の「降格」という表現について、(欧米は知らないが)日本で感情的な反応が巻き起こるのは、「冥王星」というカッコイイ名称にもあると思うのだ。「天王星」「海王星」「冥王星」、うん、なんか通りがいいじゃない。このなかで冥王星だけが仲間外れと言われても、なんだかしっくりとこない。
つまりなんだ、野尻抱影の命名がロマンチックすぎた、という非難なのかこれは。わからんが。
なんとなくだが、名前に縛られるということはあるのではないだろうか。 pluto もローマ神話だが、学術的な人々はさておき、一般の人々にはそういうことが極めて重要なのかもしれないと思わないでもない。「降格」という単語が使われたりする情緒的な反応には、そういう面もあるんじゃないだろうか。
まあ、しょせんは結果論の妄想だけれど。
ところで、実はこの歳になるまで知らなかったが、天王星とか海王星という名称は中国での訳が先にあって、それが日本に移入されてきたのだそうである。なかなかカッコイイ名前だと思っていたのだが、なるほど納得。
ついでに、↑のようなことを mixi 日記に書きちらしたところ教えてもらったのだが、中国ではもちろん、発見された準惑星にも漢字の名前が割り当てられている。なかには塞德娜(セドナ)のような音訳もあるのだが、同じような意訳もあって、たとえば
だそうだ。小行星家族(アステロイドベルト)の項目には、ほかにもいろんな名前がいっぱい。うーむ、これはカッコイイぞ。エリスの読み方がわかんないけど。
まあ、小惑星にまでなるとそれどころじゃない名前がいっぱいるけどどうするんだという疑問があるのだけど(たとえばイトカワとか)、まあこれはこれで。