val it: α → α = fun


月末なのでいつものように「早川書房」でkindleストアを検索したのだけど……。

かなりビビったというか何事かと思った。以前どこかで指摘されていた気がするけど、原書Kindleと翻訳が統合されてしまっているパターンの例。しかも本としてはデータ上(洋書なのに)「出版社: 早川書房」になっちゃっているので出版社でフィルタをかけても取り除けないという。
翻訳と原書が交じるといっても大したことねーよ、と気軽に思ってたけど自分にヒットするとけっこうダメージある。8ページぐらいずっと3人ぐらいの著者の英語の本が続いていて私の知りたいものがなにも出てこなかった。

-"English Edition" と入れてもなにも起きないのでけっこう困ったのだけど、NOT検索はフレーズには効果がないっぽい。
-English だけだと取り除けました。でも必要以上に取り除いてるやもしれず。
しかしびびった。まあこれはありえないですね。
2015-03-31T04:36:44.978Z permalink original post | +1 1 replies

『理不尽な進化』
読んでいるあいだは面白いんだけど、総合的にはイマイチ。
1章はわりと面白い(が下敷きにしている本があるっぽいのでそっちを読んだほうが良いのかもしれない)。2章も、個人的に同意しない点もあるが、面白い論点ではある。
3章からグールドとドーキンスの論争を概説し、その次の終章(なぜか終章がいちばん長い)でこれまでの話と接続することになるのだが……そこの決定的なフレーズ、たとえば「私たちはグールドの切った空手形をドーキンスの名声によって現金化する」という言葉の意味が、ぼくにはよくわからない。なぜグールドが頑張ると、ぼくらが進化論を本来の適用範囲から離れて融通無碍に使えるようになるのか。そこはまったく繋がっていないままだと思う(著者のなかでは感覚的につながっているんだと思うんだが、そのつながりが伝わってこない)。
終章は進化論にまつわる科学哲学的な議論で、これはまあこういうのが好きな人は良いだろう。
でも、そこまで読んで「なんでこんなタイトルでこんなオチなんだっけ?」とふと疑問を思ってまえがきを読み返すと、ここで開陳されている本書の目的は、終章の結末とはかなり違うと言わざるをえない。「絶滅から進化を眺める」ということの価値も、「私達の進化論理解を理解する」ということにも、後半はあまり関係がない。この目的の本としては、2章まででもかまわないと思う。

: 理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ: 吉川 浩満: 本
Amazon.co.jp: 理不尽な進化: 遺伝子と運のあいだ: 吉川 浩満: 本
2015-03-27T05:41:22.971Z permalink original post |

金田一蓮十郎『ゆうべはお楽しみでしたね』
ネカマの草食系男子がドラゴンクエストXで知り合った友達とルームシェアしようという話になって会ってみたら相手はネナベの女性だった、という同居生活を描いたまんが。いわゆるラブコメぽい展開にはならず、びみょうにぎこちない同居生活になっているところがいかにもこの作者らしくて面白い。ハマってるなあ。
くわえてヤングガンガン掲載ということもあって、ドラクエに関してはそのまま使えるので(おれは知らないけどたぶん)実ゲームに完璧準拠していて、ネトゲが趣味の人を描いたまんが、としてもけっこうよくできているのではないか。ナスの着ぐるみを着てみんなで畑に植わってみる、みたいなしょうもないエピソードも良かった。番外編だけど。

: ゆうべはお楽しみでしたね 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 電子書籍: 金田一蓮十郎: Kindleストア
ゆうべはお楽しみでしたね 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) [Kindle版] (金田一蓮十郎): 一度購入いただいた電子漫画は、KindleおよびFire端末、ウェブブラウザ、スマートフォンやタブレットなど、様々な端末でもお楽しみいただけます。読み終えたページ、ブックマークやメモ、ハイライトも同期されますのでご活用ください。
2015-03-25T06:15:55.611Z permalink original post | +3 1 replies

http://gigazine.net/news/20150322-silicon-valley-it-tour/
微妙な気分になるな……まあでも業として成り立ってるならいいんかな。
HPのガレージとアップルのガレージは個人宅で、今も人が住んでるのでほんとそこは注意したほうが良いのでは。まあ自分も巡ったことありますが……。
こういうツアーならコンピュータ歴史博物館は本当は欠かせない気がしますが、そこだけで一日ぐらいは費やしてしまう気がするから難しいのかなー。

Google・Appleなどの本社を回れる「シリコンバレーIT企業ツアー」に行ってきました
軍事産業から始まり、インターネットが登場以降めざましい発展を遂げるシリコンバレーには、多くの名だたるIT企業が集まっています。しかし、シリコンバレーの1カ所に集中しているわけではなく、自力で回ると
2015-03-22T07:59:07.643Z permalink original post | +1 6 replies

緩募:エルゴノミックマウスのおすすめ

今現在、会社ではEvoluentのvertical mouseを使っています。家ではlogicoolのトラックボールM570。ただ指に不安があるのと、vertical mouseがそこそこ気に入ったので、こういうタイプのエルゴノミックマウスに移行のうえ統一したいなと思ってます。

Evoluent vertical mouse自身を買うというのでも、もちろん良いのですが、せっかくなのでほかにおすすめがあったら試してみたい。それとすごく細かい話ですが、このvertical mouse、上端のところにあるボタンを何かの拍子に肘とかで触ってしまって、それでブラウザの戻るだかなんだったかが発動してしまいつらい気持ちになる、ということがたまに発生していて、もっとシンプルなやつがほしいかなと。
2015-03-20T23:04:32.940Z permalink original post | 10 replies

そういえば新しいChromebook Pixel買いました。自費で。
頼み込めば開発用ってことでもらえたかもしれないけど、まあ、会社とつながりのないこういうデバイスを自分で買うのも良いと思い。

いまそのPixel使ってますが、なかなかよろしいと思います。まあChromebookはChromebookなのですが、メモリもあるし高速だし。Type-Cもいいんじゃないでしょうか。向きを気にしなくていいので。いやまあ届いてすぐなんでそんなにすぐ的確に良さが実感できる事例とかないですがね……。

Type-Aが残ってるのは個人的には嬉しいところ。2-factor authにFIDO U2Fを使ってるんですが(そう頻繁には使わないとしても)これを使うのにコネクタが必要なんじゃ悲しいし、KINESISキーボードとかもそのまま使えるし。まあ数年したらこのへんもType-Cに変わってくんでしょうけどね。U2FはNFC化の方向なのかな。

唐突かつ誰得ながら、いっけんそっくりな新旧Pixelの見分け方をご紹介。
・側面のコネクタ。ミニDPや丸いACアダプタのソケットがあるのが旧Pixel。新しいほうはDPと電源はUSB Type-Cにまとめられたので。
・トラックパッドの色。旧Pixelは黒い。新は本体色と同じ銀色。
・ファンクションキーの形状。旧Pixelはファンクションキーがつながっていて、押し心地が硬い。新Pixelはほかのキーと同じような感じになっている。
・本体色。旧Pixelはやや暗めの銀色。新Pixelは明るい銀色。
・厚み。新Pixelのほうがちょっと薄い。らしい。

下に行くほど難易度が高いです。開発者は上の2つでだいたい判別してました。
2015-03-20T06:06:03.624Z permalink original post | +11 12 replies

http://logmi.jp/43051
そんなにGoogle社員多いんかな。
って疑問だったので https://www.ipa.go.jp/jinzai/esp/mitoipedia/kinkyo/kinkyo.html を調べてみたら、それなりにはいますね。ちゃんと数えてないし名前を挙げるのもあれだけど、7-8名ぐらい? 眺めてて、この人も未踏だったのか知らなかったーみたいな事例がけっこうありました。

でもまぁ、そんぐらいの人数はむしろ適正という気もするけどね。というかプロダクト開発や先進的な研究プロジェクトと起業ってのは全然ちがう話なわけで、未踏みたいなことをやって経験を積んで大企業に就職ってそんな変だとも思わないけど。

あと細かいことですが、プログラム終了の「後が繋がっていない」というのは「人材発掘・育成事業」としてはうまく行っていないということを意味するのではないかなぁ。

まあとはいえ、起業支援というのはそれはそれで意義のあることだとは思います。

夏野剛氏、人材育てても「Googleに就職しちゃうんじゃなぁ…」 才能を潰す"日本のおっさん"に苦言--未踏会議にて | ログミー[o_O]
2015年3月10日、都内で行われたカンファレンス「未踏会議」のオープニングにおいて、一般社団法人未踏の設立経緯などについて理事の夏野剛氏がスピーチを行ないました。
2015-03-14T05:25:54.541Z permalink original post | +5 6 replies

http://4knn.tv/programar-s-jirenma/
いろいろ叩かれてるみたいですが、「専門用語をわざわざ訳出する必要はない」という本題にはまったく賛成です。ここ数年、ずっと似たようなことを考えてきました。うまく言語化できてなかったけど(KNN神田氏ももう少しうまく言語化していただけると良いですが……)。

ただ、私の考えるところは「初心者」にはとくに関係ないと思います。初心者は単語がなんなのかなんてさほど気にしないでしょうし、というか初心者であればこそ、日本語化されているとなんとなく馴染みある概念であるように思えて学習効果があるんじゃないかと思うんですが。

じゃあなんでなのかというと、専門用語を必要とするのは専門家であって、専門家はどっちみち(コンピュータ関係であれば)英語でドキュメントを読むようなことが必要になってくるからです。
そういう状況下において、専門用語をいちいち訳す必要ってあるのだろうか?と思うのですね。たとえば、「引数」というような日常的に使わない造語を作る必然性は、私にはよくわかりません。べつにargumentと書いて、「アーギュメント」って読めばいいんじゃないのだろうか。regular expressionが、数学的には正則表現であり、プログラマには正規表現と呼ばれる、といったトリビアも心底どうでも良いなと思ってます。

これって昔の名残だと思うんですよね。
20世紀初頭から、欧米の先端科学を翻訳紹介して取り入れるという任務があって、そういうなかでいかに巧みに、これまで日本語になかった言葉を訳出していくか、というのが大事だった時代がありました。数学や物理や化学や、そういう分野の単語は枚挙にいとまがないと思います。こうした営みで日本語は豊かになったし、成果もあったかもしれません。
でも現代においてそーゆーことって本当に必要なんでしょうか? functionを「函数」と訳し、あるいは「関数」と置き換えるのが正しいことだった時代というのはありました。でもいま、functionと書いて「ファンクション」と読めば、まあいーんじゃね、というふうに、ぼくは考えています。
そしてそういう単語で覚えておくと、論文を読むときとかの障壁が多少なりとも減るのではないか、と思うのです。まあ些細なことではありますが……。

そして、うまい訳語を作っていくというのも昔は研究者の仕事だったと思うんですが、そういうことにコストをかけていくのは不毛だよな、と思ったりします(昔、critical sectionのことを「きわどい領域」という単語で教える教授とかおりましてね……)。

でもたぶん、コンピュータ用語はかなり「訳さない」方向性が強いと思います。たとえば、クロージャ(closure)にも「閉包」という訳語があるわけですが、プログラミングの世界で閉包と呼ぶ人はかなり珍しい(クリーネ閉包などごく一部のものに限られる)気がしますし。プログラムにも「実行計画書」(だっけ?)みたいな訳語がいちおうありますからね。今流行のバズワードも、昔だったら訳語になっていたんじゃないでしょうか。microservicesとか、containerとか。
だからまあ、ぼくや神田氏が何かを言わなくても、おおむねそういう方向性なんじゃないかなとは思いますけどね。
2015-03-09T07:41:29.171Z permalink original post | +9 11 replies

エンジニアから見て絵文字の良いところはみんなが使うことだなと思う。

テキスト描画ってのはけっこう難しいので、いろいろ問題が発生することがあるんだけど、英語(というかASCII文字)では発生しない問題ってのはけっこうある。フォントのフォールバックとか、行折り返しとか、サロゲートペアとか、そういうやつ。

で、こういうバグって、これまで非英語圏の人たちの報告に頼るしかなかったんだけど、最近になってバグ報告が増えたのではないか。絵文字が世に出て人々が使いはじめることで英語圏の人たちにも、こういうバグが目につくようになってきたからだろう。開発者もthumbupの絵文字でlgtmを表現したりとかしたいってのがあるからだと思うけど、詳細なバグも出てくるようになったように思う。

絵文字は、
・多くの文字が高いコードポイントが割り当てられていてサロゲートペアになるし
・英語フォントとは一致しないのでフォントフォールバックが正しく処理されなければならない

という点が面白い。行折り返し的なおもしろさはないね(行折り返し的にはタイ語が面白いらしいです)。

バグが増えて嬉しいってのはおかしいと思うけど、問題が次々とあぶりだされるようになったのは良いことだし、そういう利点はあるよなあと思ったのだった。

今後、絵文字にはskin toneの話もあるから、修飾文字を正しく扱えないシステムのバグもあぶりだされるようになるだろうなと思う。大変だろうけど同じ意味において良いことではあるだろうな。
2015-03-08T08:02:18.307Z permalink original post | +21 2 replies

Hacker News weeklyより、Rubyのブロックが4倍以上遅いという主張。
ブロックで受けて呼ぶよりもyieldのほうが遥かに速いということを解説しているのだけど、比較的どうでもよいマイクロベンチマークとマイクロオプティマイゼーションの話だと思う。
「遅さ」の原因を長々と説明しているのだが、ようするにブロックを変数で受ける場合はProcオブジェクトをアロケートするからだった、というオチになる。だけどこれ、オブジェクトひとつのアロケーションがここまで大きな差を及ぼすのはベンチマークがあまりにも単純だからなのでは、と思うけどなぁ。

でもまー「必要もないのにブロックを変数に束縛する必要はないのでyieldしましょう」というのは、自分でコンテナクラスを作っていてmapとかを実装したいというときには気をつけたほうがいいですね、というぐらいの効果はあるのかな。

Proc#yield method - ruby (2.2.0) documentation
Invokes the block, setting the block's parameters to the values in params using something close to method calling semantics
2015-03-07T20:35:39.787Z permalink original post | +4